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サンタクロースの贈物 ; クリスマス×ミステリーアンソロジー (河出文庫)

サンタクロースの贈物 ; クリスマス×ミステリーアンソロジー (河出文庫)

サンタクロースの贈物 ; クリスマス×ミステリーアンソロジー (河出文庫)

作家
新保博久
出版社
河出書房新社
発売日
2021-11-05
ISBN
9784309467481
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サンタクロースの贈物 ; クリスマス×ミステリーアンソロジー (河出文庫) / 感想・レビュー

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ネコベス

日本と欧米から選りすぐったクリスマスにちなんだミステリ短編13篇を収録したアンソロジー。コナン・ドイルやクリスティ、星新一に半村良等チョイスはやや古めだが大物作家の作品が多数収められている。貧しいホームレスの男を巡るシニカルなクリスマスストーリーのO・ヘンリー「警官と讃美歌」、高熱を押してメグレ警部が殺人事件の謎に挑むジョルジュ・シムノン「児童聖歌隊員の証言」、どぎついブラックユーモアが効いていてインパクトがある筒井康隆「最後のクリスマス」が良かった。

2021/12/24

marryparty1

クリスマスを舞台にした国内外のミステリー13篇を収めた傑作アンソロジー。前半は私でも知っている世界の名探偵達に出会えて贅沢な一時でした。後半は日本の有名な作家さん達で、ショートショートが中心。短いながらもウィットに富んでいて今の時代に読んでも面白いです。ホームズが好きなので一番最初のコナン•ドイル「青いガーネット」が一番好きでしたが、それぞれ個性が感じられて楽しめました。

2021/12/22

マツユキ

大晦日に読み終わりました。ホームズ、ミス・マープル、メグレ、クィーンと豪華ですが、ノンシリーズの方が気楽に読めて、今の気分でした。海外と日本半々ですが、日本も、星新一、半村良、筒井康隆と豪華で、ブラックな印象が強くて、にやり。読みたいと思っていた山川方夫も収録されていて、良いタイミングでした。

2022/12/31

しばこ

クリスマス時期に起きたミステリー、といった感じの、それでもなかなかの登場人物が揃った短編集。クリスマスに甘いものばかりではなく、こういう味のものを楽しめるのも良い。

2021/12/22

やんも

小説からでもわかる、キリスト教圏の欧米と日本でのクリスマスの違い。こと昭和はクリスマスとくれば銀座や新橋に繰り出すおじさんたちがバーやスナックなどで酔いどれるお祭りで、いまはなんとしてもパートナーを見つけて過ごさねばならないという強迫観念にかられる日。 だからというわけでもなかろうが、本書収録の日本作品のサンタは過酷な目に合わされる。聖母子や神をからかうほどつきあいもなく、いじられ役はサンタに振られるようだ。サンタが居なくても海外作にはクリスマスのイメージが色濃く出ているように思う。

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