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こんにちは、ユダヤ人です (河出ブックス 77)

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こんにちは、ユダヤ人です (河出ブックス 77)

作家
ロジャー・パルバース
四方田犬彦
出版社
河出書房新社
発売日
2014-10-15
ISBN
9784309624778
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こんにちは、ユダヤ人です (河出ブックス 77) / 感想・レビュー

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kokada_jnet

ユダヤ人の演出家・翻訳家のロジャー・パルバースと。「自分自身の日本社会でのありかた」がユダヤ人的であると自称する四方田犬彦との対談本。パルバースが後書きで、四方田のことを「戦後日本の知識人/文化人の巨人の一人」と評している。たしかに、著作だけからならそういう存在だが、そういう風に言う人が他にいないのは、本人に人徳が不足しているせいである。

2022/08/07

空虚

ユダヤ人について考えること、それは自分の帰属する社会の自明性は揺さぶることである。例えばイスラエルで、パレスチナ人と間違われてアラブ圏出身のユダヤ人が警官に射殺される出来事は、「日本人」なるものは瞬く間に相対化してしまうだろう。ユダヤ人強制集住地域に始まるロジャー・パルバースのルーツを中心に、在住経験のある四方田犬彦によるイスラエルの生の声を交えつつ、対話形式で語られる、「ユダヤ人」考。文学、映画におけるユダヤ人の表象についても論じられるが、とりわけ興味深いのはコメディについて(続く、以下ネタバレ)

2016/01/02

Yuka M

「ユダヤ人には風土がない。風しかない。土がない。風に乗って生きている民族だと思います。」 日本人の四方田氏、ユダヤ人のパルバース氏の対談形式で描かれている。パルバースさんは、日本で人生の大半を過ごし日本文化にも詳しいので興味深い解説をしている。

2015/02/03

mi

知ることの重要性を思い、知って尚澄んだ目で個人を見たいと思った。ロジャー・パルバースさんに開いた感じを四方田犬彦さんに閉じた感じを受けた。

2016/02/16

Norihiko Yamazaki

会社の方に進められて読んだ一冊。ロジャーパルバースさん、四方田犬彦さんどちらもの知識に脱帽です。対談ながらも非常にボリュームのある内容でした。イスラエルの建国、イスラエルとパレスチナ間の問題、ユダヤ人の考え方など非常に感慨深く、また映画や演劇などの話を交えながら解説しているところも一興。 ロジャーパルバースさんが宮沢賢治さんの「銀河鉄道の夜」を翻訳していることにも驚き。「銀河鉄道の夜」BD版の制作をした担当としては、世間は狭いと感じた作品でした^^

2015/07/27

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