KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

完全版 ピーナッツ全集 22: スヌーピー1993~1994

完全版 ピーナッツ全集 22: スヌーピー1993~1994

完全版 ピーナッツ全集 22: スヌーピー1993~1994

作家
チャールズ・M・シュルツ
谷川俊太郎
出版社
河出書房新社
発売日
2020-10-24
ISBN
9784309629223
amazonで購入する Kindle版を購入する

完全版 ピーナッツ全集 22: スヌーピー1993~1994 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

keroppi

今巻の表紙は、ペパーミント・パティ。教室では寝てばっかりだし、成績はいつもDマイナス。そんなパティが、雨の中で泥んこになりながら嬉々としてフットボールをする。仲間たちは形なしだ。その泥んこさを描くシュルツの絵が楽しさに溢れている。もう一つ泥んこの絵がある。スヌーピーがDデーを戦う絵だ。ただこれは、スヌーピーの妄想であり、日常にいるというオチがついている。日常が戦場になる現実を見ていると、怖くなってくる。また、1993年8月24日にはエドワード・ホッパー「ナイトホークス」を模した絵がある。これはシャレてる。

2022/02/27

ぐうぐう

ライナスが言う。「考えるだけムダだよ!」と。すかさず、スヌーピーが答える。「言葉をしゃべれないなら、せめて考えなきゃ…」。問答は『ピーナッツ』の読みどころのひとつだが、チャーリー・ブラウンの場合、それは変わっている。ベッドの中のチャーリー・ブラウン。「夜中に眠れなくて、問いかけることがある、「どうしてぼくはここにいるんだ?」すると声がする、「きみはどこにいるんだ?」「ここだよ」とぼくは言う…「ここってどこだ?」と声が言う…「こっちにわかるように、手を振れよ」夜がだんだん長くなる…」。(つづく)

2020/11/30

感想・レビューをもっと見る