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「原っぱ」という社会がほしい (河出新書)

「原っぱ」という社会がほしい (河出新書)

「原っぱ」という社会がほしい (河出新書)

作家
橋本治
出版社
河出書房新社
発売日
2021-01-21
ISBN
9784309631271
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ジャンル

「原っぱ」という社会がほしい (河出新書) / 感想・レビュー

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さきん

養老氏は原っぱ=子供の領域がある、空き地=大人の領域という風に説明していた。その意味では既視感はある。お金が価値に占める割合がバブル以降も高くなり続けているため、三島由紀夫氏の危惧する経済至上な中身空っぽ日本が醸成されてきている。子供が空き地で遊ぶと不動産の価値を棄損したり、周りの住環境の質を低下させるという危惧から入るべからずと柵で覆い、ゲーム会社が子供の遊びを囲い込む、対人関係を磨けない子供たちは内側へ閉塞していく。ゲームも大事だし、不動産も大事だが、もっと価値に対する遊びが欲しいと思った。

2021/04/03

templecity

昭和の終わりの記述に始まり東京オリンピック直前までの記述。著者自身がオリンピック開催直前の2019年に亡くなっている。昭和天皇崩御の時代も皮肉っぽく記載。バブルの時に不動産を購入して1坪600万円で借金を背負って生きる。

2021/02/23

Inzaghico

今は「空き地」はあるけれど「原っぱ」はない、という発言は、じっくり考えたい。空き地に勝手に入れば不法侵入になってしまう昨今、原っぱで子どもが約束もしないのにどこからともなく三々五々集まって、缶けりしたりドロケイしたりして遊んで、夕方になると散っていく、という光景を見なくなった。これはかつて夏彦翁が、昔は約束なしに相手を訪問できたが、今は先に約束を取り付ける、時代は変わった、みたいなことを書いていたが、それと通じるな。

2021/03/29

Asakura Arata

遺稿などのオムニバス。時代を遡る構成なので、少し戸惑う。しかしだいぶ上のせだいなのに、幼少時の思い出の内容は自分でも共感できてしまう。「スカートの裾をパンツに入れてブルマーにしてゴムとび」とか。

2021/03/01

ノllロ

①「遊んでいくうちに、『ねェ、こういう風にしない?』って、ルール作っていっちゃって、自分達の躍動の方面にルールを広げて」「どんどん遊びの概念広げてっちゃう、そういうものが遊ぶっていうこと」。「ゴロゴロしてるうちに体が動き始めてしまって、『この動きが収まるキャパシティは、原っぱでしかない!』」と「原っぱに移動し始めちゃうのが」五年生の頃。チャンバラごっこでお姫様役の子が敵を切っちゃえば「強いお姫様もありね」と。幼い子がメチャクチャやるなら「この子のメチャクチャを生かすようなパターンで話を組み替えようぜ」と。

2021/01/28

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