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図説地獄絵をよむ (ふくろうの本)

図説地獄絵をよむ (ふくろうの本)

図説地獄絵をよむ (ふくろうの本)

作家
澁澤龍彦
宮 次男
出版社
河出書房新社
発売日
1999-05-01
ISBN
9784309726069
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図説地獄絵をよむ (ふくろうの本) / 感想・レビュー

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うえ

「日本の地獄絵としては…『地獄草紙』と聖衆来迎寺の『六道絵』が双璧であろう。しかし、禅林寺の十界図と呼ばれている絵には、最も日本的な地獄絵をみることができる。禅林寺の図は双幅で、一幅は上部中央に阿弥陀をおき、それをめぐって、畜生・阿修羅・人間・天界が描かれ、他の一幅は、上部中央に地蔵、その左右に十王を配し、下方に地獄と餓鬼界を描いたもので、地獄十王図と六道絵とを合体した形式をとる…その地獄の部分をみると、向かって右側から、三途の川にかかった橋には貴人の姿をした男女がおり、これは地獄には堕ちぬ善人であろう」

2018/10/30

ブラックジンジャー

そうだ、地獄絵って…仏教だったんだ!と今更ながら思いました。人間はちゃんとグロテスクに描かれている分、鬼さんたちの可愛らしさが目立つ。

2013/07/27

blue_elephant

前回読んだ「地獄絵の世界」よりも、地獄絵の解説と時代背景がわかりやすかった。最初の章、澁澤龍彦氏の『地獄絵と地獄観念』がヨーロッパにおける地獄感との対比、ヒエロニムス・ボッシュの絵画と取り合わせるなど興味深く読めた。『人道九不浄相之図』だけは、いつか実物を拝観したいものです。

2020/10/08

ルナティック

説明が詳しいです。地獄のネ。絵図に則り説明しているので嬉しいが、時々異なる説明&絵図のページもあるのはまぁ仕方ない。基本は「六道絵」と「北野天神縁起」それに「餓鬼草紙」描かれる絵図は、あまりにもリアルで恐怖恐怖。罰を受ける人々の表情を見るだけでも、地獄を感じる。日本には、寒い地獄は殆ど無いんだよね?火山の国だから、火が恐怖の対象になる。「阿鼻地獄(最下層地獄)の罪人は大焦熱地獄(その前の地獄)の罪人を見ると、他化自在天をみるように羨望するほどである」の言葉が身に沁みた。この想像力と描写力に脱帽。好きな本

2017/09/07

ごましお

鬼って大変だな。ルーチンワークを何千年単位で無休でやるんだもんな。

2012/11/04

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