作家と楽しむ古典 土左日記 堤中納言物語 枕草子 方丈記 徒然草
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作家と楽しむ古典 土左日記 堤中納言物語 枕草子 方丈記 徒然草 / 感想・レビュー
コットン
古典って言うと敬遠してしまいがち。それを作家が翻訳していて、その翻訳方法などについて現代の人に興味持てるように読み解いている。例えば堀江敏幸の土佐日記の原本と写本の経緯や現代的解釈とフィクション性、高橋源一郎の方丈記の各章を英語にした発想、内田樹の徒然草の五感を刺激する文体など。
2022/06/12
ソングライン
有名な日本の古典を現代語に翻訳した作家、エッセイストの5人が、翻訳にあたってのそれぞれの心構えを示しながら、作品の魅力を語っていきます。日本の古典の翻訳が本業ではない5人の古典に対する視点が面白く、中でも中島京子の堤中納言物語が一番読みたくなりました。
2019/02/08
星群
てっきり、翻訳されたものも読めるかと思ったんですけど、それは別に全集があるんですね。どの作家さんも、世界観が垣間見れた様で興味深かったです。これで、また読みたい作家さんが増えました。
2020/02/21
翡翠
古典を現代語訳する時の難しさ、何を核に持ってくるかといった構成、作家の矜持など古典を通じて、作家を知った。このシリーズを読んで共通して思う。『作家と楽しむ古典』の方を先に読んでしまったので、『日本文学全集』への期待が高まる。
2022/01/16
プル
これを読むと紹介された古典を読みたくなります。堀江さん目当てでこの本を手に取り、中島さんの堤中納言物語が読みたくなり、酒井さんの清少納言にあるある!と共感し、高橋さんの教育勅語とモバイルハウスダイアリーズの方丈記の解釈にほくそ笑み、翻訳業は小説を書く事に納得し、そして、内田さんの徒然草へのツッコミに吹き出しそうになり、また、アジア人の中の日本人だけが、自国の古典を読める事に大きくうなづいてしまいました。古典を通し、日本語って素敵だなって思いました。
2018/03/02
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- 出版社
- 光村図書出版
- 発売日
- 2023-06-26
- ISBN
- 9784813804383