作家と楽しむ古典 平家物語/能・狂言/説経節/義経千本桜
作家と楽しむ古典 平家物語/能・狂言/説経節/義経千本桜 / 感想・レビュー
アキ
「池澤夏樹・個人編集・日本文学全集」の刊行を始めるとき大江健三郎さんに「古典を現代語に訳す作家や詩人の人たちもこれを機に変わると思います」と言われた。この本では4人の作家の訳した作品との関わりが述べられており、その通りになっているのがよくわかる。そのなかで古川日出男の平家物語の翻訳に対する取り組みがすさまじい。すべて手書きで語り手を3つのパートに分け最後に成仏させようじゃないかと思ったと。東日本大震災を経験した著者ならではの視点。是非古川・平家物語を読もうと思う。能・狂言も人形浄瑠璃や文楽ももっと知りたい
2019/01/03
翡翠
これも『日本文学全集』への期待をめちゃくちゃ高めてくれた。特に義経千本桜は人形浄瑠璃を観てみたい!そのためにはもっと知識を吸収しないと理解できないなぁ。はあ。
2022/01/20
ayako
古典の訳に臨む作家たちの心の持ちようなど、裏側が見えて読書欲が掻き立てられる
2019/04/07
めぐねい
この本の特集は「音」を大事にしているね。平家物語の一番盛り上がるところが掲載されているんだけど、古川さんの現代語訳がうま過ぎて、この解説本で泣いてしまった。これは全部読まないと。あと、感覚が似ているなと思った岡田利規さんはほぼ同い年。訳する時に想像した方を私も頭に思い描いて読もう。伊藤比呂美さんはエッセイばかり読んでいて本業の作品は読んだことなかったのでいい機会。あといしいさんが京都新聞で連載されてる源氏物語も読んでみたいなあ。よく知っている古典(名前だけ)を通して新しい作家さんと知り合えるのが良いなあ。
2022/08/09
はざくら♪
古川日出男訳平家物語を読むために予習のために。
2019/05/01
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