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10代の子をもつ親が知っておきたいこと

10代の子をもつ親が知っておきたいこと

10代の子をもつ親が知っておきたいこと

作家
水島広子
出版社
紀伊國屋書店
発売日
2011-04-14
ISBN
9784314010757
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10代の子をもつ親が知っておきたいこと / 感想・レビュー

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クリママ

著者は摂食障害などを対人間関係療法で治療するクリニックの院長。豊富な治療経験があり、参考になることも多かったが、ごく日常の、不機嫌の塊、話し合うことなど絶対ムリ、まるで腫れ物に触るように接しなければならない思春期の子供にどう接すればよいか、たとえば、メシ、フロなど親の世話になっているにもかかわらず、食器も下げず、靴下も脱ぎっぱなしのように生活習慣さえ崩れてしまった子に、断固として注意すべきか、もう放任すべきか、そんなことを教えたほしかったんだけれど。

2020/03/02

しゅわ

【図書館】チビにはまだかなり早いですが…『女子の人間関係』が良かったので、娘の反抗期に悩む前の予習…と思い手に取りました。10代に多い心の病や問題行動の奥底に潜む「自尊心」と「コミュニケーション力」の低さをくわしく解説。大人のどのような対応が必要か?具体例をあげて教えてくれる一冊です。「虐待」と「しつけ」の境界線や、薬物に手を出す子に「いい子」が多い理由、子どもの危機を救う一言 etc…とても参考になりました。娘が難しい年頃に突入した頃、もう一度 読んでみようと思います。

2014/08/20

ヨル

思春期の心の問題と向き合い方を精神科医の視点から冷静に指摘していて納得。「自尊心」(=自分を大切にする気持ち)と「コミュニケーション力」を育てることが最も大切であり、それは相互に作用しあう。結局、子供の問題は親自体がきちんとした直接的なコミュニケーションをとる、自分の不安を子供に押し付けない、子供のあるがままを受け入れる、子供から見た一貫性のあるしつけをする、自らの課題を乗り越える姿を子供に見せるなど、親側の姿勢を考え直す事で改善できることが沢山ある、という「対人関係療法」を基本にした指南書。

2019/03/25

あんみつ

娘とこの先もいい関係を築いていきたいと思い手にとった。「自己肯定力」がすべてを形づくる土台になると再確認できた。さらにそれを支える「コミュニケーション力」をどう育んでいくか具体例を挙げて書かれている。親も共に成長していく道標となる本。精神論ではなく医学的かつ平易な言葉で書かれていて非常に分かりやすい。家族には様々な問題が起きるものだと思う。ある大切なことさえ忘れなければいつでも幸せに向かって軌道修正していけるという論がとても心強い。子育てに関係なく人が幸せに生きるために知っておきたいことが満載です。

2014/04/03

ひらちゃん

かつては自分も思春期を通って来たことを思いださてくれた。10代の子だけでなくすべての人との関わり方でもあると思う。コミュニケーション一つで不安も変わってくる。「自分がうつになったのはこういう事を学ぶためだったんだな」っていう考え方、目から鱗でした。

2015/06/10

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