読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

愛するということ

愛するということ

愛するということ

作家
エーリッヒ・フロム
鈴木晶
出版社
紀伊國屋書店
発売日
2020-08-28
ISBN
9784314011778
amazonで購入する Kindle版を購入する

愛するということ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

テツ

どんな形であれ愛には多少なりとも狂気的な想いが含まれるものなのだろうけれど、そうした感情について理知的に論理的に思考し説いてくれるフロム。愛するということは技術であり能動的な行いであるということ。誰かに何かをしてほしい、自分を気にかけてほしいという願いは愛ではなくただの欲望だ。ただただ与えること。何も望まずに、誰かがただ在ることのみを願い喜び続けること。一朝一夕で至れるわけではない。きっと人はみな人生を通してその技術を磨き上げていかなければならない。

2020/11/24

双海(ふたみ)

西村由紀江さんのピアノ曲「手紙」を聴きながら。著者曰く、愛とは技術である。よって、医学生が医術を学ぶように、人は愛を学ばなければならない、と。愛とは何よりも与えることで、もらうことではない。大いに賛同する。また、孤独についても触れられており、福永武彦の随想を思い出した。

2021/04/02

しあつん

「人は意識のうえでは愛されないことを恐れているが、ほんとうは無意識のなかで、愛することを恐れているのだ」(190頁) 愛するとは、楽器を練習したりするのと同じような技術のひとつであり、簡単に習得できるものではない。資本主義社会に生きる私たちは、人を真に愛することは難しくなっているが、だからといって愛の技術を磨けない訳ではない。現代社会を批判しつつ、前向きな論調。友愛・恋愛・家族愛だけでなく西洋と東洋の宗教観や論理学の視点から愛を分析するのも面白い。理論だけでなく実践しなければ。自分なりの答えを見つけたい。

2021/02/06

しょうご

帯に詩人の谷川俊太郎さんの言葉に「読む人の人生経験が深まるにつれて、この本は真価を発揮すると思う」とはまさしくその通りになるんじゃないかという期待が読後感にありました。 著者のフロムは「愛することは技術だ」と説きます。最初は疑問でしたが読んでいくと氷解していきます。 人を愛するためには、まずは自分を愛して見返りを求めずに相手を愛すること。愛することは信じることであり、自分のことを信じれる人が他人に対しても誠実になれる。

2021/02/02

どら猫さとっち

愛するとは何か。こんな普遍的で陳腐で、でも必要なものを、私たちはどれだけ知っているのだろうか。世界で読み継がれ、日本でもベストセラーになった本書を改訳、新装版として刊行した名著。本書は愛するとは何かを、的確に教えているのではない。そればかりか、愛することの難しさや苦しみをも書いている。想いでは届かない、愛しても伝わらない、そんな人には本書を読むと苛立ちや幻滅するだろう。そもそも、相思相愛なんてあるのか。正しい愛はあるのか。本書を読んで考えるのも一興では。

2020/09/21

感想・レビューをもっと見る