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しげちゃんと じりつさん

しげちゃんと じりつさん

しげちゃんと じりつさん

作家
室井滋
長谷川義史
出版社
金の星社
発売日
2016-07-11
ISBN
9784323073590
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しげちゃんと じりつさん / 感想・レビュー

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のっち♬

しげちゃんシリーズ第2作。バアちゃん離れが一向にできない作者の"自立"物語。天井模様に無数の目を見るのは木造建築ならでは、彼女の想像力は豊かだ。一つ一つ個性ある妖怪の表情や一見ラフなようでディディールに拘る昭和描写に長谷川の持ち味が発揮されている。庭の木から白蛇まで生えるとは結構シリアスなレベルと思いきや、あとがきに種明かし。彼女の豊かな感性はバアちゃん譲りではなかろうか。最初は作者の恐怖体験に密着して、次はバアちゃん目線でという一冊で二度美味しい絵本。大人の方もまた"じりつさん"に試されているのだった。

2023/10/26

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

私は長谷川義史の絵本が好きである。涙や鼻水を出して泣きじゃくる子供を描かせたら日本一だと思う。可愛い。こんな絵の様な気持ちで世界を見たい。近頃長谷川義史とタッグを組んで絵本を出している女優・室井滋。今まで長谷川&室井の絵本を読んで、どれも面白かった。もう名コンビと言って差し支えないと思う。室井さんも執筆活動が向いている方だと思う。この絵本も室井さんの少女時代の思い出。おばあちゃん子で依頼心が強かった室井さん。先生に自立を促される。おばあちゃんが考えた室井滋自立大作戦とは?…という内容。満足。面白い。

2016/08/07

nakanaka

室井滋さんの幼少期の話でしょうか。小学校何年生なのかわかりませんが無理やりの自立は若干可哀想な気もします。しかしお祖母ちゃんの協力もあって無事に一人で寝れるようになったしげちゃんは偉い。うちの子たちはいつになったら一人で寝始めるのかなぁなんて考えて寂しくなりました。

2016/11/28

めしいらず

天井の木目が何だか生き物めいて見え、怖くて寝られなくて両親や祖父母の部屋に駆け込んだこと、何度もあります。夜、家の外にある便所に行くのが怖くて、祖母について来てもらったこと、何度もあります。そんな昔のことが書かれていました。いつから1人で大丈夫になったのかは、まるで覚えていませんが…。

2017/06/09

anne@灯れ松明の火

シリーズ2。じりつさんってどんな人?と思ったら、意外なものだった。おばあちゃん子のしげちゃん、夏休み前の通知表をきっかけに変身を試みる。しげちゃんの努力、おばあちゃんの努力はいかに!? 長谷川義史さんとの名コンビ♪ これからも楽しみ。

2016/12/09

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