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動物意識の誕生 下: 生体システム理論と学習理論から解き明かす心の進化

動物意識の誕生 下: 生体システム理論と学習理論から解き明かす心の進化

動物意識の誕生 下: 生体システム理論と学習理論から解き明かす心の進化

作家
シモーナ・ギンズバーグ
エヴァ・ヤブロンカ
鈴木大地
出版社
勁草書房
発売日
2021-05-21
ISBN
9784326154753
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動物意識の誕生 下: 生体システム理論と学習理論から解き明かす心の進化 / 感想・レビュー

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yooou

☆☆☆☆★ 進化の過程において人間がもっている意識のもととなる最低限の意識はいつどの動物に芽生えたのか。一つの動物に一度きりの発現だったのか複数の動物で複数回起こったのか。途轍もなくスリリングな話でとても面白く読ませていただきました。

2021/08/24

プロムナード

人類史上の進化論、意識論を総ざらいしてから、カンブリア紀の生命に意識が宿った瞬間を描き出し、最後にIMという仮想人物が現れて「では機械に意識は生まれるのか?」と問いかけるというワイドスクリーンバロック学術書。特に面白いのは「進化」と「意識」の類比で、どちらも「無数の可能性からの選択(他のすべての排除)」という仕組みだという。これ生成AIの方法だと思ってたら、しっかりそこにもつながってました。「意識」があるから学習できるのではなく、学習するから「意識」が現れる。脳神経の発火が副次的に意志を感じさせるように。

2023/06/10

gachin

自己の身体学習について思考が整理されたのは有益だった。学習が身体形態の安定性に依存してるのを引き合いに出して、それをバウプランの安定性に寄与したかもと結びつける議論が面白かった/ ガルシア条件付けに選択圧がかかるとボールドウィン効果になる?/ こういう本の常なのかもしれないが、提示された仮説がなぜ妥当なのかの説明が少し薄い気がした。なんというか「我々はこう考えてます」って書いてるだけな部分も多かった印象/ 本書の裏テーマは生物学的(自然科学的)目的因の復権。

2021/10/31

黒豆

上巻の意識とは何か、神経系との関係から始まり、下巻は連合学習がキーか!予断的だが、タコの脚の制御の機能が興味深かった。

2021/08/11

mim42

大作。正直読みづらかったが、翻訳のせいではない。他の関連文献数件とともに、本書のサマリを下記のスライドにまとめた(期間限定公開)

2021/07/31

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