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サドは有罪か

サドは有罪か

サドは有罪か

作家
シモーヌ・ド・ボーヴォワール
Simone de Beauvoir
白井 健三郎
出版社
現代思潮新社
発売日
2010-01-01
ISBN
9784329020550
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サドは有罪か / 感想・レビュー

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社会との折り合いをつけるために、性欲に自身の快楽を集中した。美徳と悪徳の結合で、妻を奴隷化し、僧女の義妹とも関係した。カンタリスボンボン事件のために欠席裁判で死刑となり、それ以降は逃亡の身に。結局、義母の罠にはまり幽閉の身となる。共和政により解放された後は、彼らの残虐さに辟易して訣別、穏健派として弾圧さへふ立場になる。放蕩の道へと舞い戻り再度幽閉され精神病院で一生を終える。彼にとり文学が、放蕩に変わる欲望(=冒涜)の捌け口となったのだった。

2022/01/29

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