KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ヤフー・トピックスの作り方 (光文社新書 454)

ヤフー・トピックスの作り方 (光文社新書 454)

ヤフー・トピックスの作り方 (光文社新書 454)

作家
奥村倫弘
出版社
光文社
発売日
2010-04-16
ISBN
9784334035587
amazonで購入する

ヤフー・トピックスの作り方 (光文社新書 454) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

まめタンク

日本最大のサイトYahooのトップページに表示されるヤフートピックスの裏側を担当者自らが語る。ウェブの登場で新たに誕生した取材も検証もしない、しかし、莫大な影響力を持つニューメディアの誕生。既在メディアを凌駕する新たな脅威。後半ではネットの登場によって生まれたジャンクニュース、いわゆる広告目当ての記事しか流さないという問題に触れ、今後のネットニュースにまつわる考察を続ける。中身は薄い本ですが、Yahooトピックスという日本最大のニュースサイドから言える事、ニュースの今後の展望にまつわる提言が興味深いです。

2011/01/19

kinkin

13文字でつかみを書くことについて。読み手にどうアプローチして 興味を持ってもらうか、ハードはどんどん進化しても最後はやはり 人間だということ。

2012/11/24

2ndkt

閲覧数45億ページ、訪問6,970万人/月。絶大な影響力をもつヤフー・トピックスの裏側が公開されている。トピックスは、13文字×8本、国内/地域/海外/経済/コンピューター/サイエンス/スポーツ/エンターテイメントの順番。柔らかい話題へ緩やかに変移する順番で読みやすいとのこと。著者は元読売記者。(常にアクセス数を把握できるなど)インターネット・メディアの特性も分かりやすく整理されている。トピックスを付けた担当者の想いや13文字の苦労を想像でき面白い。ヤフー・トピックスを日常的に閲覧する方におすすめの一冊。

2015/01/19

ますみ

ヤフートピックスを作る現場の紹介を軸に、ウェブの登場によるニュースの変化を紹介する。著者を含め現場スタッフは既存メディアの出身で構成されており、まず本書では既存メディアと制作現場を比較する。最後、ネットコンテンツがジャンク化し易い事に触れ、トピックスでは公共性の高い記事を重視している事を紹介する。ポータル・検索・大手SNSなどは、収益を生みながら個性・公共性を保つサイトが育つウェブ空間を作る為に、どう設計すべきだろうか。この工夫を公開する事が大手ウェブ企業のすべきCSR活動に思えた。

2010/12/20

スルメジャコフ

報道の現場にいる人間として複雑な気分。本来、取材から最終的な出力まで一貫して行われるのがニュースの仕事だと思う(そうしないと責任が取れないから)。自分たちで取材をしない人たちが、取材結果だけを取捨選択して、世の中に大きな影響力を持てるというのは、釈然としない。この本を読む限り、ヤフトピが高い倫理観と使命感を持って作られていることはわかったけれど(筆者が新聞記者出身というのが大きいのでは)。「ジャンクフードコンテンツ」にページを割くなど、メディアリテラシーの副読本としてもいいかも。

2010/06/22

感想・レビューをもっと見る