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飯田のミクロ 新しい経済学の教科書1 (光文社新書)

飯田のミクロ 新しい経済学の教科書1 (光文社新書)

飯田のミクロ 新しい経済学の教科書1 (光文社新書)

作家
飯田泰之
出版社
光文社
発売日
2012-10-17
ISBN
9784334037093
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飯田のミクロ 新しい経済学の教科書1 (光文社新書) / 感想・レビュー

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白義

新書サイズのコンパクトな教科書として実に巧みで、入門書の次に読む教科書としてとても適している。とりわけ、経済学への誤解を解くためにその方法論やモデルの意義の解説から丁寧にしているのが特徴的で「方法論的個人主義」という出発点からどのように市場の均衡や競争が生まれるか、そして資材が配分されるかを明かしていくスムーズな流れ。専門用語や図表、数式も出てくるものの、最小限かつ文章の流れを追うだけできちんと全体が理解できるようになっているのもいい点。姉妹編にはマクロ経済学講義も今ならあるのでセットで読むのを推奨したい

2018/09/17

onaka

ミクロ経済学の入門書。きちんと咀嚼できないところもあったが、まずは読み通すことを重視、ザックリ、経済学の大前提となる考え方と、その目標とするところを理解した(と思う)。なんとなく遠ざけていた経済学だが、これベースに、いけそうな気がしてきた。経済学に縁のないシロウトにも優しい良書。まだ見ぬ『マクロ』の期待値も高まる。

2014/02/12

おおにし

日経ビジネスオンラインの飯田さんのインタビューで本書をしり興味を持ちました。実際読んでみると経済学タームがよくわからない門外漢の私には難しくて最後まで読むのがやっとでしたが、「(方法論的)個人主義」「価値」「効用」などといった経済学的思考法の前提となる概念をきちんとおさえておかなければ、現代の経済学は理解できないという話だけはなんとかわかったように思います。物理学もまさに同じですね。経済学的思考法というのは身につけたいので、この教科書を時々ひもといて勉強しようかと思います。

2013/02/23

Mozuku

方法論的個人主義や合理的主体、弾力性のような語感だけでは意味の解らない用語も解説される。功利主義と個人主義のバッティングは意識したことがなかった。 経済モデル計算は演繹的に、少ない仮定から導かれる結論は汎用性が高いとされる、らしい。需要、供給曲線はよく見るが、先に無差別曲線、費用曲線も解説される。一般均衡分析と部分均衡分析。 他社よりも1円でも安く!という少し前まで電器屋で聞いた売り文句は実のところ価格競争を回避する効果を生む、こういった手法も経済学的な思考を持てば売り手の真意を汲み取れるのは面白い。

2023/02/06

とりぞう

電子版で読まない方が良いと思う。というのは、「数式」で表される表現を、前後のページを行き来して確認したくなるはずだから。「経済学」の「基本数式」が「中学の関数」で理解できることを知ることのできる興味深い本。でも、「中学の関数」を理解している人は少ないんだよな^^。

2021/09/15

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