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地域再生の失敗学 (光文社新書)

地域再生の失敗学 (光文社新書)

地域再生の失敗学 (光文社新書)

作家
飯田泰之
木下斉
川崎 一泰
入山 章栄
林 直樹
熊谷俊人
出版社
光文社
発売日
2016-04-19
ISBN
9784334039158
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地域再生の失敗学 (光文社新書) / 感想・レビュー

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はっせー

地域再生の困難さや希望について知ることが出来た!この本は飯田さんとそれ以外の5人の専門家による対談や講義をまとめたものである。ここで強調されるのは民間の力と地域再生を黒字化させることである。地域の知名度が上がったからといってその地域に人が来るとは限らない。夕張市が顕著な例である。やはり行政と民間が協力して事業を行うときは黒字化させなければならない。いまの地域再生は知名度を追い求めて赤字続きである。やるからには利益もしっかりあげなければ意味がない。これからの地域再生の指針になると感じた!

2020/07/26

えちぜんや よーた

「下々は思考停止してお上に黙ってと従っておればよい」。平成も30年近くもなって、こんな露骨な言葉はあまり聞かれないけど、明治政府の富国強兵政策の精神構造が未だに残っているような気がする。こういうと「だから官は…」という議論になりそうだが、民は民で「考えない方がラク」という思考がすっかり定着してしまっている気がする(恥ずかしながら自分もそうだが)。ひとりひとりが体だけでなく脳みそにも汗をかかせるような社会構造が必要なんではないかい?個人的には初等教育から見直す必要があると感じた。

2016/11/07

at-sushi@ナートゥをご存知か?

「♪ハァ~、スーパー無ぇ、コンビニ無ぇ、スターバックス見だことねぇ」という、都会のデカいマンションに全人口が丸ごと入ってしまうような村に暮らす俺ですが、皆が車に乗れるうちは危機感薄いのよね。車が無ければ即死ですけど。アメリカみたく何も無い荒野の中にインフラを集約した町がポツンとあるような未来は、合理的ではあるけど味気ないなぁ。冒頭の対談で「最もやってはいけない政策」とされる、中小企業へのヒモ付補助って、今年始まる地域未来投資促進法の事ではないのかと(汗)

2017/10/14

けんとまん1007

学びの多い1冊。地域おこし、地方創生・・・などと、使う言葉は違っても、ずっと言い続けていること自体が、いかに、失敗続きであるかの、何よりの証というフレーズに納得。ハコモノ、イベントに固執し、補助金が切れると、萎んでしまうことの繰り返し。人の活動にフォーカスしていないからであるし、目の前の短期的なことで終始している。最近の、関係人口云々も、全く、信じていない。全国で、同じことをやっていて、総体の人口が減っていることを、隠そうとしているとしか思えない。

2022/09/05

ちびbookworm

★3-3.5。16’飯田泰之氏との対談集。①木下斉氏、②入山章栄教授目当て。各章のみ読了◆①1章「いかに稼げるまちにするか?」木下氏は、ゆるキャラ、B級グルメ等の「定番まちおこし」は興せてないとバッサ斬りします。投資回収できない事業は行政の財政支出を増加させマイナス。「地域を一つの会社として見る」見方はまだ一般的でない。地域や行政の競争意識とコスト感覚の欠如。大企業より零細企業を集積し、テナント貸しし応援できるデザインと、不動産運営のポートフォリオ。

2021/04/14

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