KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

〈オールカラー版〉 珍奇な昆虫 (光文社新書)

〈オールカラー版〉 珍奇な昆虫 (光文社新書)

〈オールカラー版〉 珍奇な昆虫 (光文社新書)

作家
山口進
出版社
光文社
発売日
2017-02-15
ISBN
9784334039707
amazonで購入する Kindle版を購入する

〈オールカラー版〉 珍奇な昆虫 (光文社新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Ikutan

ジャポニカ学習帳の表紙の写真を撮り続けてきた筆者が面白い昆虫の生態を求めて、世界中を旅した記録。擬態して獲物を狙うハナカマキリの生態や授粉を委ねる植物と蜂などの昆虫との不思議な関係。異常に大きく発達した上顎やツノをもつクワガタやカブトムシのオスのメスをめぐるバトル。ウツボカズラに住み着くスイミングアンツや蜜を貯蔵アリの腹部に貯めるミツツボアリなどのアリたちの生き抜くためのスキルなど。特に、食用にするキノコを栽培するハキリアリの分業が進んだ複雑な階層社会は驚きだった。オールカラーの興味深い一冊。

2017/05/10

ホークス

2017年刊。表紙がジャポニカ学習帳そっくりなのは、著者が学習帳の表紙を撮る写真家だから。大の昆虫好きで、へぇーとなる虫の話、撮影秘話がいっぱい。珍しい生態写真も豊富。ハナカマキリは花じゃなく葉の上でハチを狩る。見た目と誘引物質に獲物はすっかり騙される。食虫植物ウツボカズラの消化液に潜ってボウフラを食べるアリ。ゾウの糞で作った20センチの糞玉に産卵するフンチュウ。様々なやり方でアリに子育てしてもらうシジミ蝶。昆虫の種分化、多様化は限りない。人間が多様化できるのは価値観とか考え方。かなり覚悟はいるけれど。

2021/04/23

hnzwd

ジャポニカ学習帳の表紙を撮り続けた写真家が世界中で珍しい昆虫に出会う。。写真は素晴らしいの一言ですが、それに添えられた文章が良い。ハナカマキリについての言及とか、、アリについても今こそ読むべきな感じかな。

2017/07/30

千穂

ジャポニカ学習帳が表紙。昆虫写真家さん。ハナカマキリという虫は花と見間違えそうな美しさ。他にも不思議な虫が満載。拾い読み。

2017/07/19

Tomomi Yazaki

表紙のハナカマキリの写真を見て昆虫図鑑と思っていたら、昆虫の読み物の新書版でした。書き出しで、ハナカマキリはランの擬態ではないとある。そんな馬鹿な!この本では、今まで常識だと思っていたことが覆されたり、これまでほとんど取り上げられてこなかった珍奇な昆虫を、著者が実際に観察してわかったことを惜しげもなく解説してくれる。知っているようで知らない昆虫の奥深さを、まざまざと見せつけてくれる、昆虫好きにはたまらないワクワク本です。

2020/08/01

感想・レビューをもっと見る