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社会をつくる「物語」の力 学者と作家の創造的対話 (光文社新書)

社会をつくる「物語」の力 学者と作家の創造的対話 (光文社新書)

社会をつくる「物語」の力 学者と作家の創造的対話 (光文社新書)

作家
木村草太
新城カズマ
出版社
光文社
発売日
2018-02-15
ISBN
9784334043391
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社会をつくる「物語」の力 学者と作家の創造的対話 (光文社新書) / 感想・レビュー

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かみぶくろ

有名な憲法学者と聞いたことのないSF作家による高度な雑談集。トランプ的不寛容な社会への処方箋を、ああでもないこうでもないとリベラルな立場から議論しているが、別に物語が社会をつくる話はしておらず、正直タイトルは要旨とズレている。法学的な社会デザインの発想や、AIによる諸問題の解決の提言はとても興味深かった。しかし、右とか左とか、なんでもかんでもパッケージ販売で考えるんでなく、個別具体事案ごとに論理的かつ科学的に解決を導くってことが、なんで人類にはできないんだろう、本当に悲しいね、ってのは単なる個人的嘆息。

2018/03/18

きいち

タイトルから想像したものとは違ったが、憲法学者と物語作家、異種の専門家同士が指輪物語はじめ共通点から繰り広げる対話は随所にいいネタがちりばめられてておもしろかった。法律は過去の失敗踏まえて予防線として作るもの、なるほど。◇90年代の大人数ゲーム(なんと郵便使用、すげえ)「蓬莱学園」のゲームマスターだったという新城の、「反省するのが嫌」と感情を優先する人びとにどう対処するのか、という課題感。じゃあどうする、に答えはないが、二人とも諦めてないのがいい。◇指輪物語、ハマるの怖くて未読なんだよな、読みたくなった。

2018/03/31

ふっかー復活委員長

とても想像力をかき立てられる一冊でした。『指輪物語』、未経験なのでいつか挑戦してみたいです。物語は立法のシミュレーションになる、という話は面白かった▼『華氏451』が恐ろしいのは、いわゆる焚書坑儒のように、独裁者が本を燃やしたのではないから。市民の方から書物を手放し、わかりやすい映像の刺激に甘える道を選んでしまう「過ち」が、全体から感じられて怖いのだ。

2019/08/25

はな

憲法学者の木村草太氏と、作家の新城カズマ氏による対談。 法律の勉強にもなって面白かった。 人権が踏みにじられない社会をつくるにはどうしたらいいか。そのヒントのひとつに、 ゲーム的な世界観が挙げられ、「「相手を黙らせれば勝ち」とかっていうだけじゃなく、他の人がやらないことをやれば目立つ。人の多様性が増えていく。「いい意味でアホだねぇ」というほうに発展していくのが、たぶん本当の豊かさであり幸福なのかもしれない。」 とあり、なるほど。と思った。 みんなが幸せになればいいのに。と思う。

2019/07/07

田中峰和

作家と学者が互いに相手の専門分野からヒントを引き出し、社会をつくる「物語」の力を語り合う。新城の意見で面白いのは、秀吉とトランプの類似性。金ぴか好きで女性好き、再開発と景気浮揚があげられる。京都を御土居で囲ったのは秀吉だが、トランプもメキシコ国境に壁を作ると言って当選した。悪政であれ自己主張の上手い為政者は物語を作り、民衆を先導するのか。護憲で名をあげた木村は改憲論者の自己矛盾を指摘。GHQの押し付けが気に入らないという怨霊の力が強すぎて、改憲自体が自己目的化している。九条に自衛隊の明記を加えても無意味。

2018/05/08

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