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劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか (光文社新書)

劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか (光文社新書)

劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか (光文社新書)

作家
山口周
出版社
光文社
発売日
2018-09-13
ISBN
9784334043735
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ジャンル

「劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか (光文社新書)」のおすすめレビュー

なぜ不祥事を起こすのは“オッサン”ばかりなのか?

『劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか』(山口 周/光文社)

 官僚、企業、スポーツ界…。世間を賑わす不祥事の主役は、いつも“オッサン”たちだ。しかも、彼らは組織の中で着実に上り詰め、大きな権力を握っている人ばかり。だが、彼らの言動は、世間の感覚とは大きくズレていて、私たちの常識では考えられないことが組織内部では平然と行われていたりする。経験豊富で優秀なはずの“オッサン”たちは、なぜこうした残念な“劣化”をしてしまうのだろうか。本書『劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか』(山口 周/光文社)の著者は、“オッサン”を以下のように定義し、その問題の本質と、若い世代が取るべき対抗策を提言する。

1:古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する 2:過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない 3:階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る 4:よそ者や異質なものに不寛容で、排他的

 あなたの周りに、こんな“オッサン”たちがはびこっていないだろうか。著者のいう“オッサン”はこのように定義されるか…

2018/10/25

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新刊ビジネス書の情報誌『TOPPOINT(トップポイント)』が、1万人以上の読者アンケートを行い、第29回「TOPPOINT大賞」(2018年下半期)を発表した。

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『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』(スコット・ギャロウェイ:著、渡会圭子:訳/東洋経済新報社)

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2019/1/28

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劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか (光文社新書) / 感想・レビュー

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mitei

会社の人が貸してくれた1冊。本書を読むともはや年功序列があらゆる面で無くなってきてるんだなと感じる。そういえば貸してくれた人もオッサンなような気がしたけどそういうつもりではないのかな?私も本書では若年層だけどそうならないように日々勉強したいと思う。

2020/09/14

えちぜんや よーた

要するに「沈みかかった泥舟からは早く逃げろ」ということなんでしょう。最近のトレンドでいえば雇用流動化に乗っかった本かな。ただ残念ながら読みやすい本ではなかった。網掛けをした太文字・カタカナ文字・フォントを変えた引用文とか。本を開いたときにあちこちに目が飛んでしまった。特にカタカナ文字はいちいち意味を考えないといけないので、かえって難しい本になってしまった感がある。

2018/10/25

こも 零細企業営業

組織のトップは世代交代を経るごとに劣化する。今の国、県、市会議員、大企業の上役はまさにコレだと思う。特徴は50歳くらいから上で、1:古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する 2:過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない 3:階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る 4:よそ者や異質なものに不寛容で、排他的。この劣化したトップを支持する奴等は更に思考がゾンビ化してる。満員電車に乗ったら沢山居るそうな。そりゃ社会も会社も劣化するわ。って俺もか www自覚は有る。

2020/03/23

Carlyuke

タイムリーな本。一連のスポーツ界の問題に一定の意味のある説明を与えている。山口氏の切り口はなかなか上手いと感じる。日本社会における自身を向上させる努力が少なく, 経験だけで権力を得たオッサンの弊害を説く。しかし書いてある理想的な解決策は実行可能性がどれだけ高いかは不透明に感じる気がしてしまう。読む価値は十分ある。Kindle。

2018/10/22

Kentaro

姨捨山から帰ろうとした子供が道に迷わないように枝を折って印を残してくれた親を敬愛して姨捨を見直した日本には老人の知恵が危機を脱出する際に役立つという、年長者が尊重され、大事にされるコミュニティがあり、どこか年長者は常に、能力も見識も高いものという前提がある。それを全て否定するものではないが、年長者の意見のみが尊重されると、イノベーションが否定され、日本にはイノベーターが育たないといった悪循環が危惧される。年長者は若きイノベータを支援し、第二のアップルやアマゾンを育てていくことが望まれる。

2019/06/12

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