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がん検診は、線虫のしごと 精度は9割「生物診断」が命を救う (光文社新書)

がん検診は、線虫のしごと 精度は9割「生物診断」が命を救う (光文社新書)

がん検診は、線虫のしごと 精度は9割「生物診断」が命を救う (光文社新書)

作家
広津崇亮
出版社
光文社
発売日
2019-08-20
ISBN
9784334044299
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がん検診は、線虫のしごと 精度は9割「生物診断」が命を救う (光文社新書) / 感想・レビュー

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yokmin

素晴らしい! 成功を祈る。 → 「長いものに巻かれずに、自分の道をいく」「未知なる世界をもとめてきた、・・自分の可能性が制限されない方へ進んできた」「大御所の研究チームにできないことをする」

2020/10/22

寝落ち6段

線虫がガンのにおいをかぎ分ける。線虫という小さな虫の鋭敏な嗅覚が、なぜかがんのにおいが好きなのである。それは、ほんの少量の尿で判別できてしまう。このニュースはずっと気になっていた。がんという病は、すぐに死を連想してしまうほどに私たちの身の回りに溢れている。必ず知人にはがんで亡くなった人がいるし、有名人も死因ががんである場合が多い。現在の診断方法でも発見できない初期のがんでも、かぎ分けられる線虫は、希望の星だ。まだ研究が進む中であるし、実用化にはまだかかるかもしれないが、期待している。

2020/11/09

gash0912

尿一滴で線虫ががんの匂いを嗅ぎ分けて、身体のどこかにがんがあるということを検査出来るという画期的ながん検査の方法の話。最近、1万円前後で実用化されたようなので、興味があり読みましたが、腫瘍マーカーよりもステージの低い段階での陽性率、検出率が高いというのは素晴らしいけど、陽性になっても身体のどこかにある可能性があるというだけで、それ以上のどこのガンかという場所の特定までは出来ないのが残念。研究中とのことですが、早期発見・早期治療が可能になる様に活用できるようになれば良いと思う。内容としては面白かった。

2022/11/13

猿田康二

本書の章立ては、第1章から第5章なのだが、私が最も興味を持ったのは第3章の著者のこの大発見をするまでの人生行路についてである。3章を読むと多くの偶然がこの明らかにノーベル賞級の発見につながっていくのだが、広津氏の生き方、人とは違う道を選ぶ、予想のつく人生は歩みたくないという信念がこの大発見を産んだということがよくわかる。ここに書かれていることがすべて本当であれば、全人類にとって、特に今ガンを治療している方々にとってこれほどの朗報はなく、どうか医学会の変な横槍が入ることなく一刻も早く実用化する事を切に願う。

2019/11/24

young

線虫がガンの匂いを識別できる、という報道を見て読んでみた。がん検診の限界は色々と感じるだけに、この取り組みが成功すれば大きくがん診療が変わるはず! ただ既得権益を守る抵抗勢力とかもたくさんいそうで、一筋縄ではいかんような気もします

2019/11/16

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