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風果つる館の殺人 (カッパ・ノベルス)

風果つる館の殺人 (カッパ・ノベルス)

風果つる館の殺人 (カッパ・ノベルス)

作家
加賀美雅之
出版社
光文社
発売日
2006-08-22
ISBN
9784334076382
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ジャンル

風果つる館の殺人 (カッパ・ノベルス) / 感想・レビュー

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セウテス

【シャルル・ベルトラン シリーズ】第3弾。「監獄島」事件から3年後、本作の語り手でベルトランの甥パットは、恋人メアリーと共に彼女の実家にやって来た。通称風果つる館では、過去にメアリーの実母が謎の死をとげている。そして今回一族の長が遺した遺言をめぐり、連続殺人の幕がきって落とされる。直ぐに気づく事だが、本作は横溝先生の「犬神家の一族」を下地にしており、所々で嬉しくなる設定に大満足。納得の推理結果ではあるが、やはり昭和本格で育った私には、居心地の良いミステリと言える。新しい事や驚きを、求めない好さだってある。

2020/10/31

ホームズ

迷路の中の殺人の真相はちょっと残念な感じがしてしまった。まあ不可能ではないでしょうがね。その他の展開は良かったと思います(笑)『犬神家のお一族』のような展開で動機が海外のあの作品というどこかで読んだような展開が(笑)全体としてはかなり古い感じの雰囲気で良かった(笑)しかし続きがほとんど作品が出ない作者だな~(笑)

2011/03/11

ホームズ

バンコランを思い出してしまう。早く続きがでないかな~。

2005/10/19

にゃー

事件が起こるまで長いし探偵が出てきたらすぐ解決編だし各々は予想の範囲内だけど好きだし満足。クライマックスのひねりはなかなか頑張ってた。

2021/10/24

左近

北アイルランドの奇勝地に建つ大富豪邸で起きた連続殺人。時代がかった文章に加え、ところどころ、ジュヴナイルっぽい感じもある。ちなみに、メアリー・ケリイはメアリー・シェリイのもじりだとしか思えない…自分の知識によれば、加賀美雅之はジョン・ディクスン・カーを愛し、バンコランもののパスティーシュを書いていたが、「これだけの筆力があるなら、プロとしてやっていくためにも、オリジナル・キャラクターにした方が良い」と勧められ、ベルトランを生み出したとか。あまり作品を読んだことはないが、まだ若いのに急死した時は驚いた。

2015/11/30

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