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北の夕鶴2/3の殺人 (光文社文庫)

北の夕鶴2/3の殺人 (光文社文庫)

北の夕鶴2/3の殺人 (光文社文庫)

作家
島田荘司
出版社
光文社
発売日
1988-07-01
ISBN
9784334707682
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ジャンル

北の夕鶴2/3の殺人 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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chiru

『涙流れるままに』に次いで吉敷刑事シリーズでは2作目。 吉敷刑事がボロボロになっても頑張る姿に胸を打たれる。 トリックは大胆で不可能に近い感じがするけど、あまり気にならないのは、どこまでも通子を守り抜こうとする吉敷刑事の男らしさや純愛のほうに気がいくからかな。 「ただ君自身の幸せのために…ただそうしたくて頑張ったんだ。」という、男らしくて優しい吉敷刑事と辛い過去に苦しんだ通子には幸せになってほしいです。 ★3

2018/03/21

セウテス

吉敷竹史シリーズ第3弾。〔再読〕前作までは吉敷本人の私生活について、大した情報は描かれていなかったが、本作では離婚した妻の通子が登場する。更には通子が事件の中心に居る事から、吉敷の内面的な事が描かれる作品となっている。彼女の突然の電話から始まる物語は、北海道釧路のマンションで起こった殺人事件へと繋がる。伝説も絡む怪奇現象、不可能犯罪の謎は、どちらかと言えば御手洗シリーズに思っていたが、本作のトリックはさすが島田先生ならではだ。タイムリミットが在る事で、ボロボロになりながらも真実を追求する吉敷の姿が映える。

2017/12/08

中原れい

ついつい進めてしまう面白さ。源義経が愛されて遠くまで行ったことになってることから深まってしまった謎は、やや強引なトリックで解かれる。自分はトリックが説明されてればそれでいいんだなあとしみじみ…吉敷竹史としては爆発的な感情で動いた数日間だし、これでいいのよねと言い訳して。舞台になった建物の特殊性も「東京地方にはよく見かける」ときちんと説明されてて、あああの形ね、と納得出来ました(次々壊されてて淋しいですが)また行きたいなあ釧路…

2018/10/17

ばりぼー

二十数年ぶりの再読。雪の降り積もったマンションで、夜泣き石がすすり泣き、鎧武者の亡霊が現れる怪事件を、吉敷刑事が地道な捜査の末に解決…と思いこんでましたが、不可能犯罪の解明はラスト50ページに濃縮、しかも夢のお告げ(笑)。そこに辿り着くまでは元妻の通子を追って、こんなにもハードボイルドだったんですね。「君を自分のものにしたくて、それで頑張ったわけじゃない。もっと大きなもののために、言ってみれば、人間とは、男とはこうあるべきという信念に殉じようとして、自分は闘ったのだ」って、痺れるじゃないですか。

2016/02/13

カノコ

吉敷シリーズ三作目、前二作は未読。別れた妻・通子にかけられた殺人容疑を晴らすため、吉敷は単独で捜査に乗り出す。いや、面白すぎるでしょ…。女の泣き声をあげる「夜鳴き石」、衆人環境にある建物内で発見された死体、目には見えず写真には写る甲冑、容疑者の不在証明。どう足掻いても不可能犯罪、この高揚感が堪らない。吉敷が通子を求める道程は正に「男の美学」といったハードボイルド感があるが、トリックはこれ以上ないほどの島荘節!奇想天外なトリックに度肝を抜かれた。『斜め屋敷』を読んだときと似た興奮。面白すぎて勘弁してほしい。

2020/05/24

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