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白昼の死角 (光文社文庫 た 4-14)

白昼の死角 (光文社文庫 た 4-14)

白昼の死角 (光文社文庫 た 4-14)

作家
高木彬光
出版社
光文社
発売日
1993-10-01
ISBN
9784334717858
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白昼の死角 (光文社文庫 た 4-14) / 感想・レビュー

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じーつー

悪事の才能を抱えた鶴岡による金融犯譯。 行われた詐欺を理解するためにはある程度の金融知識を備えておく必要があるのではなかろうか。 一応作中でも説明はされているけど、知識ゼロで読み始めると厳しいものがあるように感じる。 もしくは時代背景からくる現代とのギャップか。 主人公の鶴岡が明晰な頭脳の持ち主だからか、読んでいて登場人物に教養を感じるシーンが多々あったと思う。 そもそも一昔前の小説だと教養を感じることが多いような気もするけど。 そう感じるのは書かれている文体からなのか。

2022/04/11

一条

金融業の仕組みや詐欺の細かな構造については理解を半ば諦め流し読みしてしまったがとにかく主人公のカリスマ性と頼もしさに魅了された。悪事とはいえ圧倒的な法律知識に裏打ちされた自信とプライドをもって次々成功を修めていく様はカッコいい。盛者必衰的なラストはこの手の物語には宿命な気もするが寂しさを感じた。

2022/04/03

トレイルかめ

再読 お前の背中越しの街が今〜 とにかく長いが、節目、節目で話しが変わるので、飽きさせない 出だしで、著者がしゅじんと箱根で、出会うくだりが、何故か凄く良い

2023/02/13

dexter4620

高木彬光の傑作と言われる一冊。まさにその言葉通りで鶴岡七郎の頭脳に惹かれていく。想像以上の面白さであっという間に読み切ってしまった。また高木先生の本を読んでみたい。

2021/05/12

ひろし

重厚な犯罪小説。戦後まもない頃の話ではあるが、十分今でも読める。東野圭吾の白夜行を読んだ時も思ったが、犯罪をし続け、ボロを出さないというのは緻密な計算と、並大抵でない胆力がいる。今回の七郎も見事なもので、ちょっと羨ましいと思ってしまう。いや、犯罪はしないけど、冷や汗だらだらの舞台に上がって自分を鍛えなければ。

2019/05/30

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