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娘に語る祖国 (光文社文庫)

娘に語る祖国 (光文社文庫)

娘に語る祖国 (光文社文庫)

作家
つかこうへい
出版社
光文社
発売日
1998-04-01
ISBN
9784334725921
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娘に語る祖国 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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西

つかさんが書いていることだから、どこまでが事実で、どこまでが虚構かわからない。けど、わずか200ページのなかに、つかさんの魅力があふれていた。その時代をなぜか羨ましいと思う。それだけの熱量がある。 在日韓国・朝鮮人、その二世、三世として生まれてきた人の味わう辛さ、想いというもの。そこへの複雑な感情。つかさんの魅力の理由が少しわかる気がするとともに、もっと学びたいとも思う

2017/04/16

湖都

某元宝塚歌劇団トップ娘役が、この「娘」であることから興味を持って。私は彼女が大人になって舞台で輝いている姿しか知らなかったので、彼女の生まれた時のこと、名前の由来やルーツが語られていることが興味深かった。また筆名が平仮名である理由や、父と娘の姓や国籍が違う理由が特に印象的。そして何より、在日韓国人であることについてが深くて難しい。日本人にも韓国人にも差別され続けて、どうしたらいいのかわからない気持ちがそのまんま伝わってくる。しがらみに囚われずに生きられたら良いと思うのは、これも戦争を知らないからなのか。

2019/08/14

Shinchan

劇作家つかこうへい、在日韓国人としてのアイデンティティについて娘に語るかたちで綴られている。日本人からはなかなか判り得ない韓国の人たちのメンタリティなども垣間見ることができる。 人と人との交流、親、子供、隣人、同胞、民族について考えさせられる本である。

2011/12/27

Kensuke

Kindleにて購入。最近特に在日の人たちの生の声・体験に興味があるので小説「パチンコ」に引き続きこちらを。愛しい幼い我が娘に向けた手紙なので文章はとても平易。しかし著者の想い、温かみが伝わってくる。つかこうへいとか伊集院静とかザ・昭和の一見マッチョで粗野、でもインテリ明晰で優しい、そういう大人で特に美しい文章書く人なかなか今は見当たらないの寂しいなー、と思ったり。

2021/04/22

こっこ

再読。たまたま目にしたらなんとなく読みたくなった。つかこうへいは疲れる。このエッセイ?も、小説ほどではないが、やはり疲れる。振り幅の大きさ、過剰に浪費されるエネルギー、欲望、欲情、反転に次ぐ反転、好きは嫌いで愛は憎しみ、嘘の裏側の壊れかけた真実… これらは作家つかこうへいの個性であり才能だと思っていた。でもそれは違ったのかもしれないと最近思うようになった。これは、そう「朝鮮民族」そのものの特質なのだ。私は決して皮肉や思いつきで言っているのではない。ここに彼らを理解する鍵が隠されていると本当に思うのだ。 

2015/06/09

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