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ヴィラ・マグノリアの殺人 (光文社文庫)

ヴィラ・マグノリアの殺人 (光文社文庫)

ヴィラ・マグノリアの殺人 (光文社文庫)

作家
若竹七海
出版社
光文社
発売日
2002-09-10
ISBN
9784334733735
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ヴィラ・マグノリアの殺人 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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ちょろこ

てんやわんやなミステリの一冊。舞台は海沿いの街、葉崎市。海を一望できる住宅地の一棟の空き家で死体が発見された。なんだろうこの感覚。すごく狭い世界を見ているのに、なんだかとてつもなく広い世界を見せられた気分だ。一人一人抱えている世界が広いからか⁇複雑な家庭事情、住人同士の裏側の顔をどんどん他人によって見せられ、誰もが毒気ばら撒き放題。ついでにえ⁈そっち⁈っていうズッコケ感もばら撒かれたらもう最高。てんやわんやしながらもきちんと犯人を差し出しまとめ上げられた真相にも満足。若竹ワールド、クセになりそうな予感。

2021/07/31

ちょこまーぶる

とても面白くて、楽しくよめた一冊でした。内容はユーモアが溢れていて、2つの殺人事件が交差しているのかしていないのか?とワクワクしながらページを捲っていましたね。そして、現場となっているヴィラ・葉崎マグノリアって、訳ありな人生を送ってきている人が集めたもんだなぁ~と変な感心をしていました。謎解きの後半は、僕としては想像をしていなかった展開になっていったので、より一層面白かったですね。でも、僕にとっての難点は、登場人物の多さで登場人物リストのページを何度覗きにいったことか・・・でも、若竹ミステリーは面白い。

2017/07/13

ダイ@2019.11.2~一時休止

葉崎市その1。コージー・ミステリって知らなかったけどこういうのがそうなんだ。キャラが濃くて複雑な人間関係で面白かった。

2015/12/04

buchipanda3

海沿いの町・葉崎市を舞台としたシリーズ1作目。クスッとなるユーモアを随所に感じながら、合わせてしっかりとタイトなミステリの醍醐味も最後まで味わえた。海を見下ろす景観の良い場所にある住宅群・ヴィラ葉崎マグノリア。その良さげな表向きと違って実は少々曰く付きの住宅地で身元不明の死体が発見され、それを切っ掛けに住人たちのこれまた曰く付きの過去やら何やらが一気に噴出。ただでさえ多い登場人物がみな怪しさを増していく中、さらりと双子姉妹が駆け巡るという楽しさも。そして最後は苦味も甘味も黒味もある著者特有の後味が残った。

2021/08/13

えにくす

神奈川県の海沿いの街、葉崎市が舞台のドタバタミステリー。斜面に建つ10棟の住宅《ヴィラ・マグノリア》その1棟で他殺体が発見される。警察が捜査に乗り出すが、住民全員が怪しくて毒吐きまくりで笑う。僅か1区画の狭い範囲で繰り広げられる、暇を持て余した住民の監視・盗み聞き・噂・悪口・不倫など次々に問題が発覚。捜査の過程で明らかになる女性陣の秘密と、夫や恋人たちの情けない姿。クリスティーばりの本格だが、伏線も回収されて難しいトリックも無く、納得して読める1冊。後味の悪いラストが良い。若竹ワールド、ハマりそうだ。★4

2022/02/12

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