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セイジ (光文社文庫 つ 13-4)

セイジ (光文社文庫 つ 13-4)

セイジ (光文社文庫 つ 13-4)

作家
辻内智貴
出版社
光文社
発売日
2008-08-07
ISBN
9784334744571
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アインシュタイン河井ゆずるさん、旅ではあえて困るような状況に身を投じている!? 一人旅の醍醐味とおすすめ本を聞く「旅と本の話」

 旅に行くと、文章に残したくなる。誰かの旅行記を読むとワクワクがとまらない…。「旅と本」って、なんでこんなに相性がいいんだろう? 一人旅が大好きという、お笑いコンビ・アインシュタインのツッコミ担当・河井ゆずるさん。おすすめの本から旅の魅力、さらには旅のエッセイ執筆の可能性まで? お話をうかがいました。

(取材・文=立花もも 撮影=川口宗道)

元相方から薦められた一冊に心打たれて、同じバイトを探しました

――おすすめしていただいた辻内智貴さんの『青空のルーレット』(光文社文庫)、何かを目指している人には刺さるセリフがたくさんありますね。〈夢を叶える事よりも、夢を見る事で、人間は人間になれるんだっ〉とか。

『青空のルーレット』(辻内智貴/光文社文庫)

河井ゆずるさん(以下、河井) そうなんですよ。僕はもともとそんなに本を読むタイプではなかったんですが、僕の元相方で、今はお笑いコンビ・アキナの山名(文和)が読書家で、当時、いろいろと薦めてくれたんですよね。『青空のルーレット』もそのうちの一冊で、小説家とかミュージシャンとかいろんな夢を追いながら窓拭きの仕…

2023/1/28

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セイジ (光文社文庫 つ 13-4) / 感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

また辻内さんに泣かされた。どうしてこんなに心を揺さぶる物語が書けるのだろうか。彼の物語の中心には人がいる。不器用で口下手でそれでも一生懸命に生きている人たちがいる。辻内さんがプロットを作るのではなく、そういった登場人物たちがひとりでに動いて、物語が出来上がっていく感じ。だから自然で温かみがあって、作り物めいた感じがしないのだ。表題作には一人の少女を救うために命を懸けた男が出てくる。セイジはキリストと同じだ。普通の人々の普通の生活の中にある奇跡を、自然な物語として描き出す辻内さんに作家としての凄みを感じた。

2015/05/06

紫 綺

単行本にて読了。マイノリティの哀しさを感じた。自分の生きてる意味って何なんだろう?改めて疑問に思う。

2014/03/07

chimako

この忙しい世の中で人の目を気にしながら隙間を縫って要領よく過ごしている人たち(含む自分)よりセイジや竜二はよほど信用できる。けれど、それが息子や弟であれば少し困る。「陸の魚」は息が出来ないし、放っておくとすぐに死んでしまう。かといって、何をどうすれば良いのか……。悲惨な事件で全てにシャッターをおろした少女に光を注いだのは紛れもなくセイジの他は誰も思いつかない荒業。死にゆく母に心からの微笑みをもたらしたのは竜二の詩。良い本を読みました。映画になった『セイジ』を伊勢谷監督はどう描いたのだろう。

2015/02/09

❁かな❁

お気に入りさんに教えてもらってからすっかり辻内さんにハマっています!辻内さんの作品読むのは3冊目です。「セイジ」「竜二」の2作収録。2作の共通点はどちらも世の中ではとても繊細で優しくて生き辛そうな人物が描かれているところです。セイジのとった行動にはかなり衝撃を受けました。内容は重くて辛かったですが奇跡が起こって良かったです。それから「竜二」。私はこちらの方が泣いてしまいました(;_;)お母さんの竜二への言葉、ボートでのシーン、ラストのシーンどれも涙が出ました。セイジと竜二が幸せに暮らしていてほしいです。

2013/09/15

コットン

読メ友達、トモキストのホワイトノイズさんからの影響により読みました。2作品共、重くなりがちな『生きる意味』を静かに問いただす姿勢が魅力的です!(その後のリツ子ちゃんにほっとした~。)

2013/08/31

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