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水上のパッサカリア (光文社文庫 う 19-1)

水上のパッサカリア (光文社文庫 う 19-1)

水上のパッサカリア (光文社文庫 う 19-1)

作家
海野碧
出版社
光文社
発売日
2009-08-06
ISBN
9784334746308
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水上のパッサカリア (光文社文庫 う 19-1) / 感想・レビュー

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ちょこまーぶる

ハードボイルド小説ではあるが、勉と菜津の何気ない出会いから、勉が菜津に対する感情が少しずつ変化していく様子がとても良かった。そして、事故になって余命の無い彼女に懇願されて殺める勉の気持が強い愛の表現のようで許される事では無いが肯定してしまう感があった。また、捨て犬ケイトとの切ない出会いと菜津のケイトに対する愛情表現も純粋で愛おしく思える。改めて人は出逢いによって人生が変わっていくものだと言う事を実感できる内容であった。ハードボイルド小説と恋愛小説の二冊を読んだ思いで、恋愛小説が勝っていたという事である。

2014/04/04

イタリアンでこちん

恋がしたいフェス『切ない恋』編28:『一粒で三度おいしい』奈津の切ない恋愛とミステリーとハードボイルド。がバランス良く楽しめますよ。なんていじらしさ、なんてけなげさ、途中でホロッときましたよ奈津さん。後半部はハードボイルドなんですが、絶妙なソフトタッチなんですよ。えーと、堅ゆでじゃなく半熟って感じのハードポイルドですね。海野碧さん、ぐぐったら59歳の妙齢の女性で驚いた。57歳デビューの日本ミステリー文学大賞新人賞受賞。へぇーx3 読後は穏やでほのぼの 続

2009/10/28

いっちょめ

冒頭は恋愛小説か〜って始まりで、ボヤっとした女の子と武骨な男性の話かなって思ったら、話が一変。こんな男はいいですね、駄犬ケイトの最後の負傷活躍?もよかった。

2016/03/13

タカシ

高原の湖畔で暮らす勉と菜津。菜津が事故で亡くなると勉の昔の裏家業の仲間が現れ、昔の敵に皆が狙われていて菜津も殺されたという。そして、勉は敵と対峙する。描写や背景が細かく描かれてるので長く感じて、ちょっと疲れたかな。敵との対決があまりにもあっさり片付いたかな。菜津と勉の恋愛小説の方がしっくりくるかも。

2014/03/21

たこやき

物語の前半は、ほぼ全て回想シーン。全く話が進展しない。そして、後半はそれなりに進むのだが、なぜか時系列が前後したり、とかが多くて「?」が。終盤、計画の真相が明かされるところのサプライズは良かったものの、解決は脱力モノに……。欠点が色々と感じられ、完成度が低いように感じられた。

2010/09/01

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