読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

怪談 (光文社古典新訳文庫)

怪談 (光文社古典新訳文庫)

怪談 (光文社古典新訳文庫)

作家
Lafcadio Hearn
ラフカディオ・ハーン
南條竹則
出版社
光文社
発売日
2018-07-09
ISBN
9784334753801
amazonで購入する Kindle版を購入する

怪談 (光文社古典新訳文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

buchipanda3

小泉八雲ことラフカディオ・ハーンによる怪奇文学集。「怪談」と「虫の研究」の2部構成。いわゆる不気味な話の「怪談」の方は「耳無芳一の話」「雪女」など著名な話を含めて17篇。中には掌編の短さで、えっもう終わりなのという感じのもある。大体が地方伝承の民話のような感じで、怖いというよりも不思議な現象に畏怖の念を持たせる内容でなかなか印象深いのがある。「ろくろ首」はそういう話だったのかと物語としても結構な面白さ。他には「かけひき」も唸らされる。桜にまつわる2篇は共に命に関わる話で何かしら謂れがあるのかもと思った。

2019/07/30

sin

昔から知る「雪女」や「耳なし芳一」あるいは「むじな」等、覚えているストーリーの内にある忘れていた表現に思い浮かぶ情景に、日本と云う国の消え失せた詩情が垣間見えるようだ。それは情緒的な日本人の語り口を希臘人の論理的思考で語り直し、またそれを翻訳し直すと云う行為が、まるで濾紙を通したように夾雑物を取り除いた文章のシンプルさに却って深く詩情を感じるのだろうか?それとも歳月を経て老年に足を踏み入れた己れの感性が、この国に魅了された異国の魂にシンクロしているのだろうか!まさしく和洋折衷の物語と感じた。

2020/08/30

巨峰

小泉八雲は中坊の頃松江に家族旅行にいったとき初めて知った。あの有名な話はここが原点だったのかという驚きがあった。

2019/05/29

kazi

小泉八雲こと、ラフカディオ・ハーン氏が日本各地に伝わる伝説、幽霊話などを再話した「怪談」です。流石に読ませますね!個人的にはやはり「耳なし芳一」がクオリティーの高さという点で群を抜いていると感じましたが・・、どうでしょ?そのほか、旅の僧が宿を求めて迷い込んだ山中の館にて怪異と出会う「ろくろ首」とか、美しい妻が実は妖異であったという「雪女」なんかも好きな話です。生前の功徳や罪業によって“輪廻転生”する話が多く、非常に日本的な物語だと感じたが、その点ラフカディオ・ハーン氏はどのように受け取ったのだろうか?

2021/06/07

シュラフ

「耳なし芳一」などは子供の頃に読んだが、あらためて読んでみた。怪談話などは本来的には非合理的なもののはずである。死者たちの霊魂がこの世に戻ってくることなどあるはずはない。だけれども壇ノ浦で敗れた平家一門の魂が無念により成仏できずにさまよっている、とは「さもありなん」と現代の我々でもなんの不思議もなく思う。どうも我々の観念の世界というのは、合理的だの非合理的だのはあまり関係ないようである。だから怪談話などの不思議な話についても、ふつうに受け入れてしまう。おそらく外国人のハーンにとってもそうだったのだろう。

2018/10/28

感想・レビューをもっと見る