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未来のイヴ (光文社古典新訳文庫)

未来のイヴ (光文社古典新訳文庫)

未来のイヴ (光文社古典新訳文庫)

作家
Villiers de l’Isle‐Adam
ヴィリエ・ド・リラダン
高野優
出版社
光文社
発売日
2018-09-07
ISBN
9784334753849
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未来のイヴ (光文社古典新訳文庫) / 感想・レビュー

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のっち♬

完璧な美を体現しながら打算的で俗物的な恋人の性格に幻滅した伯爵はエジソンから高貴な魂を備えた人造人間を提供される。シンプルな筋だが、現実や理想に対する思索や人造人間の仕組みの説明に重点を置いており、ユニークな発想の中にオカルティズムが顔を覗かせる。「現代の神や希望がもはや科学的なものでしかないのであれば、どうして現代の愛が科学的になってはいけないのだ」—本書は現実に幻想を抱き、理屈よりも感覚に依存する性質を持ちながら、科学で「理想人間製造工場」を築こうとする現代人に愛と欲望の条件を挑発的に問いかけてくる。

2021/06/10

かわうそ

アンドロイドをどのように実現するかのプレゼンテーションがあまりに冗長に感じられるものの、本書のメインディッシュたる最終章の会話と考察のために必要だったのかなと思わないでもない。でも長い。

2018/10/09

ねこにゃん@しばらくつぶ少なめ

厚さ2.5㎝、文庫本としてはかなり分厚いこの本、ほとんどがエジソンと主にエウォルド卿との会話で成り立っている。哲学的、精神性、理想の恋愛…19世紀の知識層はこんな事を日々考えていたのか?美しい容姿に貧しい心を持つアリシアとの恋に絶望したエウォルド卿の心ををエジソンが理想のアンドロイドで救おうとする物語、幕引きは残念な形でした。今回は新訳での出版ですが1886年に発表された作品、戦前の日本でも熱気を持って迎えられていたとか。全然知りませんでした。読みにくかったけれど面白かったです。

2018/11/11

ころこ

我々が考えるアンドロイドは、製作の段階で似せる対象が決まっており、その対象以外にはなり得ないはずです。本作では、似せる対象がアリシアという美女で、似せる前段階のアンドロイドにハダリーという名前が付いています。前段階でアンドロイドのメカニズムを説明したり、なぜアンドロイドをつくるに至ったかといったエジソンとエウォルド卿の会話が延々と続き、いつまでたってもハダリーがアリシアになりません。全6章中、アリシアが登場するのは6章のみで、我々はハダリーに愛着がわいてきて、彼女に人格があると錯覚します。興味深いのは、危

2018/09/24

北風

イヴやアリスという名前には誰もが夢を見すぎる。機巧のイヴから題名に惹かれて手に取ったけれど、SF、なのか!? 生身の女性を憎しみの対象に、その時代の文化なのか女性蔑視から理想の女性・人造人間を生み出す、とはとてもじゃないがSFとして受け入れられない。内容も女性への愛憎、人造人間の仕組みなど、挙げ句SFどころか心霊現象。SFとして受け入れられない! 最後の結末は、……あれはこの長い内容なだけあって、受け入れられた。

2018/11/27

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