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白痴 4 (光文社古典新訳文庫)

白痴 4 (光文社古典新訳文庫)

白痴 4 (光文社古典新訳文庫)

作家
フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
亀山郁夫
出版社
光文社
発売日
2018-09-11
ISBN
9784334753870
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白痴 4 (光文社古典新訳文庫) / 感想・レビュー

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里愛乍

ワルワーラさんではないが、「お願いだから、哲学はいい加減にして!」叫びたくなる。どうにもめんどくさい人ばっかりに思える私は、ここでいう思慮の浅いオリジナリティのない人間なのでしょう。もっともこの複雑さが物語の醍醐味なのですが…結末の展開ありきで進められてきたラストもこの「哲学」の結果であり、斯くも三人の関係性が伺える印象的な場面となっています。信仰も宗教も持たない、この三人の思惑に添えない私はちっぽけな蝿に過ぎない。だからこそ、客観的に楽しめたのだと思います。

2019/05/27

kazi

この小説、いろいろとレベル高すぎる。なにもかもが、あまりに暗示的で物語の意図を捉えるのに非常に難渋しました。巻末の亀山解説が無かったら、何も理解できんかっただろう。4巻はラストのムイシキン公爵とロゴージンのシーンがあまりにも衝撃的・・。解説によるとロゴージンとムイシキンは不能者であるとなってるけど、その描写は何処にあったん?オリョール行き=ロゴージンによる監視・支配・カード遊びという去勢された日常から逃避して、鞭身派へ身を投じる行為?

2021/02/02

きょちょ

男が女を、女が男を愛するというのは、私のイメージで言えば、ナスターシャのムイシキンに対するそれが最も近い。ただ、彼女にとってムイシキンは「鏡」のような存在でもあり、結果彼と接することに苦悩するようだ。アグラーヤのムイシキンに対するそれは、愛というより「must」あるいは「意地」のようなものに感じる。一方主人公ムイシキンのナスターシャに対するそれは「博愛」的なもので、アグラーヤに対しては、なんにも考えてなく、ただ「愛」と言っているだけのように思える(笑)。ロシアの宗教的背景の理解がないと難解な小説。★★★ 

2018/11/24

haruaki

聖なるものは怖い。全て許されているという安心感とともに全てを見透かされてしまうという恐れ。惹きつけられながら、己の汚さも露わになってしまう。神という存在は、人にとって、一体なんなのだろう。暗示めいたものの数々、全てを言わない台詞。謎めいた印象的なラストシーン。花嫁を本当の意味で殺したのは、誰だったのだろうか。考えるだけで、意識が飛ぶ。登場人物達が生き生きと描かれた亀山先生の訳のお陰で難解なこの物語を自分にも楽しんで読めた事がとても嬉しい。他の人の訳も読んでみたいと思った。

2018/11/19

たんかれ~

凄い恋愛小説でした。ムイシキン、ロゴージン、ナスターシア、アグラーヤの4人はそれぞれ愛し方が異なる。博愛で何でも許し受け容れるムイシキン公爵はキリストで、ナスターシアにはそんな彼が眩くて目が開けられないといった感じです。ラストは圧巻で一気読みでした。

2020/01/03

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