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戦争と平和4 (光文社古典新訳文庫 Aト 3-10)

戦争と平和4 (光文社古典新訳文庫 Aト 3-10)

戦争と平和4 (光文社古典新訳文庫 Aト 3-10)

作家
トルストイ
望月哲男
出版社
光文社
発売日
2021-01-13
ISBN
9784334754389
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戦争と平和4 (光文社古典新訳文庫 Aト 3-10) / 感想・レビュー

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molysk

ナポレオン率いるフランス軍のロシア遠征が始まった。退却を重ねるロシア軍と、侵攻を続けるフランス軍。ロシアの民衆は日常を失い、混乱に直面する。アンドレイは老父と故郷を失い、ピエールは初めて戦線へと向かう。モスクワを背後に控えたボロジノの地で、会戦を前にアンドレイは語る。勝敗を決めるのは作戦の巧拙ではなく、兵士たちの祖国を守る気持ちなのだと。両軍の衝突が始まり、ピエールは戦争の惨禍を目の当たりにして、アンドレイは重傷を負う。ボロジノの戦いは痛み分けに終わるも、トルストイはロシアの精神的な勝利を主張する。

2022/01/09

南北

ナポレオンが率いるフランス軍とロシア軍が対決するボロジノ戦役を描いている。表舞台だけでなく裏舞台とつなぎ合わせることで一大絵巻物のようになっている。ナポレオンは評価を下げすぎな気がする、印象に残ったのはラブルーシカとアンドレイ公爵の妹のマリヤだ。ナポレオンの前でも物怖じしないラブルーシカのふてぶてしい感じがよかった。不細工とされているマリヤはトルストイの母親がモデルとも言われているが、避難の時の農民の反抗をニコライに助けてもらったときの美しく変化する様子が感動した。

2021/12/20

kazi

再読中に、「あれ、こんな記述あったっけ?? (^▽^;)」となることが多いです。これだけ大きな物語なので、初読で読み落とした部分が多いですね。つかの間の平和は破られ、第4巻はいよいよ戦争に突入。ボロジノの戦いという名で知られるロシア軍とナポレオン軍の戦闘を中心に物語が展開します。禿山のシーンが特に印象的だが、老いも若きも、男も女も、貴族も百姓も、あらゆる階層の人間が戦争という圧倒的な現象に飲み込まれていく様子が描かれています。

2021/01/17

sine_wave

ロシア戦役の前半が主な舞台。流石のナポレオンも広大なロシアの攻略に大苦戦をしている。といってもロシアは決して有利な戦いをしてる状況にない。作者トルストイの考えが語り手を通じて書かれていて興味深い。また、アンドレイ公爵、ピエール、ニコライが登場し面白い役割を演じている。

2021/03/24

きゃれら

仏露戦役のどうもクライマックスらしい、ボロジノの戦いが中心の戦争の巻。冒頭、語り手自身の歴史観が滔々と語られる。いかにも作家の歴史観だが、鵜吞みにはできないかなと思った。当然ロシア側からの見方なので、ナポレオンについての視線が冷たく、厳しい。もっとも、ロシア側の退廃した組織についての発言も厳しい。現代では、戦争の現場では情報機器が発達しており、現場と本部の間の情報流通はこの時の比ではなく改善されているはずだが、組織での意思疎通の困難さというか、グダグダさは、今だってまったく同じで身につまされる。

2021/09/29

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