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赤い帆船(クルーザー) (光文社文庫)

赤い帆船(クルーザー) (光文社文庫)

赤い帆船(クルーザー) (光文社文庫)

作家
西村京太郎
出版社
光文社
発売日
2013-03-12
ISBN
9784334765521
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赤い帆船(クルーザー) (光文社文庫) / 感想・レビュー

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セウテス

〔再読〕十津川警部がまだ警部補だった時代の、初長編初登場のしかも海洋ミステリーという記念的作品です。単独無寄港世界一周ヨット航海に成功した男が、数ヶ月後に殺害されます。捜査の結果犯人と思われる人物は絞られますが、彼には鉄壁のアリバイがありました。十津川警部補は、時間と距離のアリバイの謎に立ち向かいます。この頃は、松本清張氏の「火と汐」など国民の関心ある社会問題を題材の作品を、西村テイストに変えて描かれています。トリックにクリスティの作品を参考にしており、方向が定まる前の時期の氏の良作といえると思います。

2015/01/21

雨音@灯れ松明の火

海洋冒険小説とミステリの融合が素晴らしい!物語は壮大なスケールで展開され、30代の頃の十津川(まだ警部ではなかった)が、国内外を飛び回ります。トリックも見事ですし、若い十津川のきびきびした表情や、ヨット部だった経験を生かした推理も面白かったです。行きつ戻りつしながらも、容疑者のアリバイが徐々に崩れていく所が見ものでした。本当に、西村さんの初期の作品にはハズレがありません。トラベルミステリもいいですが、またこのような重厚な作品を書いてもらいたいものです。

2015/05/06

ばりぼー

1973年刊行、十津川警部(補)の長編初登場作。お手軽な鉄道トラベルミステリーで有名な警部(補)ですが、元ヨット部のキャプテンで、デビュー当初は「消えたタンカー」「消えた乗組員」などの海洋サスペンスでも活躍してました。堀◯謙◯氏の太平洋単独横断成功をモチーフに、ヨットによる単独無寄港世界一周に成功した英雄の栄光と転落、東京ータヒチ間6000マイルレースの駆け引きなど、虚実を織り交ぜた緊迫の展開にぐいぐいと引き込まれました。タンカーと乗組員もどうやって消したのか全く覚えていないので、再読したくなりました。

2014/05/29

ソルト佐藤

前半は、ヨットマンの野望、黒い情念。また、企業戦士たちの思惑など、ミステリ以外の部分でとても面白く。後半は、次々に容疑者が殺されて、一人の容疑者の倒叙物みたいな感。それにしても我らが十津川警部(今回はまだ警部補)。最初の頃は、世界中を飛びまくるスケールのでかさ。見取り図に南半球まで含んだ世界地図を使うなんて普通のミステリーじゃないよ(笑 推理は論理的ではないものの、構築するたびに、それが破綻するのを繰り返し、一筋縄にいかないのが楽しい。

2019/11/25

ビスコ

西村京太郎ファンなら必読の筈の、十津川警部(※当時は警部補)初登場作。当時は海の刑事だったんだな、という感慨や、流石に現実で40年以上経過していると細かい部分が変わってきているな、とか、亀井刑事はまだ出てきてないんだな、とかキャラクター的にも見所満載。もちろん、本格推理としても、東京ータヒチ6000マイルに及ぶ鉄壁のアリバイや、二転三転する推理に事件の様子等、見逃せない一冊。 海洋冒険小説的な楽しみも出来るし、はたまた企業戦争と見ることも出来る。様々な方向から、味わい深い本

2014/12/21

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