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遠海事件: 佐藤誠はなぜ首を切断したのか? (光文社文庫)

遠海事件: 佐藤誠はなぜ首を切断したのか? (光文社文庫)

遠海事件: 佐藤誠はなぜ首を切断したのか? (光文社文庫)

作家
詠坂雄二
出版社
光文社
発売日
2014-02-13
ISBN
9784334766955
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遠海事件: 佐藤誠はなぜ首を切断したのか? (光文社文庫) / 感想・レビュー

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🐾Yoko Omoto🐾

「リロ・グラ」に魅せられ読了。今作もそのクオリティの高さとセンスの良さに脱帽である。「佐藤誠」というありふれた名前のシリアルキラーは過去86件もの殺人を行った。その周到な屍体処理により犯行は露見せず、容疑者リストにすら名を連ねることがなかった。そんな彼が何故「遠海事件」では首を切断し、又放置するに至ったか、そこが今作最大の焦点となる。メタミス調の凝った構成、着地点に舌を巻く「切断の理由」、そしてラストのトリッキーなサプライズまで「ホントいい仕事してるな」の一言。脇キャラの他作品とのリンクも今後楽しみ。

2014/02/23

セウテス

「本作は作者詠坂氏が、実際に八十人以上の殺人を行ったと自供する、佐藤誠死刑囚を取材して書かれたドキュメンタリー。本作に先行し、佐藤誠の犯罪実録小説が好評販売中である。」という設定で描かれた、紛れもないミステリである。よくぞここ迄と言う程、設定の作り込みが立体的で小さな驚きが数ヶ所に仕込まれている。読みやすい文章で面白いが、ミステリとしては肝心の何故首を切断したのか、これが解りやすいのが残念だ。これが解かると、事件に隠された謎にも気づいて仕舞う。問題は殺害された多くの普通の人たち、彼らを描いていない事だ。

2020/04/11

アッシュ姉

読み方が問われる作品。予想通りと言うべきか、私には本書の魅力が理解できたとは言いがたい。佐藤誠が自白した八十六人もの殺人。なかでも特異な遠海事件を軸に展開されていく。およそ殺人鬼に似つかわしくない人格に興味を惹かれ、途中までは非常に面白かったが、求めていた方向からずれていくにつれ飽きてしまい、ラストも感嘆することなく読了。なぜ首を切断したのかという謎よりも、大量殺人をするに至った動機や背景、自首することになった経緯の方が知りたかったので、モヤモヤが残ってサプライズや仕掛けを楽しむ余力がなかった。

2017/08/10

森オサム

凄いなぁ、この作品。変態ですねー、作者は(褒めてます)。作中作なので、イコール倒叙系だろう、と思って読んでましたが、ちょっと違ったかな。いずれにしても、なぜ首を切断したのか?が最後まで分からなかったので、十分楽しめました。子供が被害者の話は嫌いなんだけど、ここまで作り物めいていると余り気にならなかった。佐藤誠がどんな事件でどうやって観念したのか知りたいなぁ、「昨日の殺戮儀」を読みたいので、各社担当編集者は是非頑張って下さい。デビュー作は好きじゃなかったけど、読んでみんと分からんもんだ、面白かった。

2019/08/26

ジャムうどん@アカウント移動してごはんになります

あらすじに惹かれ読んだ本です。86件の殺人を自供した殺人鬼佐藤誠。完璧で証拠隠滅も徹底していた彼の唯一の例外、「遠海事件」。彼は、なぜ首を切断したのか。読了してみて、まず題名に小さな感動。アンフェアな部分な部分がない・・・。そして、この話そのものが実在していたかのようなリアリティがあります。育とのエピソードも救われない感覚のまま終わってしまったと思ったら、最後の最後にちょっとした衝撃が。読み返すと手紙を破り捨てるシーンに複雑な感情がこみ上げます。デビュー作のリログラシスタも読んで見たくなりました。

2015/08/22

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