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塔の下 (光文社文庫 こ 31-3)

塔の下 (光文社文庫 こ 31-3)

塔の下 (光文社文庫 こ 31-3)

作家
五條瑛
出版社
光文社
発売日
2015-02-10
ISBN
9784334768690
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塔の下 (光文社文庫 こ 31-3) / 感想・レビュー

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はつばあば

皆さん、世界最古の職業って何かご存知ですか?。やくざと売春婦だそうです。そのやくざと売春婦の話なのですが、とても味のある物語でした。元大学准教授の鏑木と友人に、ランク付けしてもいい京二とエイコの助けを借りてクロカバの裏社会の欲望を見る。鏑木と京二、鏑木とクロカバ、そして三又との繋がりが今後どのように変化していくのか興味津々。?続編は無い・・えっ!五條さんて女性だったんですか!。是非とも続編をお願いします。読み友さんがいらっしゃらなければ知らずにいた。またひとり気になる作家さんに出会えました。

2016/06/30

GAKU

元大学准教授で、今はヤクザの使い走り、鏑木を主人公とした「天神のとなり」の続編。前作からの登場人物達に、新たな登場人物も加わり連作の短編として、ストーリーが進行して行く。前作よりも登場人物たちに馴染んできた分、面白く読めました。特にこれといった特徴の無い鏑木も、読み進めるうちに段々と味が出てきました。是非シリーズ物として、書き続けて欲しいです。

2016/05/27

ミスターテリ―(飛雲)

「天神のとなり」からの続編、お馴染みのキャラクターが登場、安定感抜群の面白さ。主人公の鏑木はガルーダの社員だが、社長の白樺は広域暴力団天藤会の若頭。鏑木が傷害事件を起こした後に助けてくれたが、やくざからみの事件を頼まれることに。白樺はいつも一方的に机の引き出しから分厚い封筒を取り出して「前金だ。足りなければ言え。そろそろ遊ぶ金もなくなるころだろう?」といつも同じセリフで物語がスタートする。ワンパターンであるが、なぜか安心感がありどんどん引き込まれていく。これ程、次回作が待ち遠しいのは久しぶりである。

2021/02/05

Rin

裏切りがたくさんで、何だか裏の社会なりの大変さが伝わってきた本。そして「天神のとなり」からの問題も解決。鏑木さんは人の好さで相米さんと同様、足を洗うことはなさそう。それでもそれなりに、悪くない人生として生きていくのかな。そして、今回は京二くんの問題が解決してよかった。この作品は他の五條作品に比べると軽めに読めるし、その中に色いろな人間模様も見れておもしろい。白樺さんも含め裏社会の人たちも、どこか憎めない。新しいものが生まれ、古いものは失われていく。そんな時代を彼らがどう生きるのか。続きを期待します。

2015/09/21

ブルーノ

『天神のとなり』続編。今回は、組の構成員が殺された事件から大金をめぐる騒動に巻き込まれる。前作から引き続き、京二とエイコが出てきたので嬉しかった。鏑木も相変わらずで、白樺とのやり取りも面白くて笑った。三又さんが何だか気になるキャラクターだったので、続編があるならまた出て欲しいなと思った。

2016/09/04

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