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アトロシティー (光文社文庫 ま 20-2)

アトロシティー (光文社文庫 ま 20-2)

アトロシティー (光文社文庫 ま 20-2)

作家
前川裕
出版社
光文社
発売日
2015-07-09
ISBN
9784334769383
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アトロシティー (光文社文庫 ま 20-2) / 感想・レビュー

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巨峰

裏表紙にもあるようになんとも奇怪な事件でしたね。連続して主人公の周りで起きる事件がなんともばらばらで、、、」だけど、最後には繋がっている力技。でも、個人的には面白かったです。犯人の意外性があるところと、ああそうなるだろうと思った娘と空手刑事との関係とか、予測不可能のところと予測できるところがうまい塩梅でミックスしていましたね。

2017/11/08

えみ

不幸に引かれるように誰もが「アトロシティー」の渦中へ飛び込んでいく。その出来事には何かある。大学の非常勤講師で、フリーのジャーナリストでもある田島が月刊総合誌『視野』から取材依頼を受けた時より始まっていた悲痛な結末へのカウントダウン。餓死した母娘、強盗殺人事件…人の生活の隙を多方面から脅かす脅威。優しい、親切、親身になってくれるいい人。一番信じたい善意を暴力、そして自己保身という身勝手な理由で踏みにじる犯罪者たちの闇。取材を通して謎を追う田島が辿り着いた真相は、「やはり」と「まさか」が交雑した悲劇だった。

2021/05/28

Yosshiy

タイトルのアトロシティーとは「暴虐、非道、残虐」等の意味があるらしいが、タイトルに負けないミステリー作品であった。読後に書評を見てみると色々な意見が満載でしたが、自分的にはかなり好みでしたね♪事件描写の残虐性もさることながら、主人公を襲う恐怖も迫力があり、ページを捲る手を離す事が出来なかった^^;読後の教訓としては「無料」と言う甘い言葉には気をつけましょう…かな(笑)

2019/07/11

GAKU

初読みの作家さん。「クリーピー」を書いた方なのですね。悪質な訪問販売に関わる連中の、残虐、非道ぶり。その事件を追うジャーナリストで非常勤講師の田島。冒頭から引き込まれどんどん読み進めるうちに、田島自身も事件に巻き込まれる。そして事件はさらに泥沼へ。作品から滲み出る不気味、狂気、陰惨な雰囲気が何とも言えず、そして終盤は一気に意外な結末へ。充分堪能させていただきました。面白かった!

2019/09/29

mr.lupin

大学の非常勤講師でありジャーナリストの田島は、生活保護も受けずに餓死した母娘の事件を調べていた。またある日、悪質な訪問販売で困っている隣室の姉妹を助け、その姉妹を通じて刑事の緑川と知り合う。緑川からいくつかの強盗事件に悪質訪問販売が関わっている事を聞いた田島は謎を追う。餓死と訪問販売がどこでどう繋がるのか一気に引き込まれて、また最後も意外な展開で楽しむ事ができた。⭐⭐⭐★★

2022/09/18

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