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彼女の家計簿 (光文社文庫)

彼女の家計簿 (光文社文庫)

彼女の家計簿 (光文社文庫)

作家
原田ひ香
出版社
光文社
発売日
2016-07-12
ISBN
9784334773205
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彼女の家計簿 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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あつひめ

繋がり。自分のルーツ、そして、その暮らしぶり、自分の親が昔何を考え何を思って生きてきたか。またその親はどんな暮らしぶりでどんな人だったか…聞いたことがありますか?私は親の昔のことは何も知りません。何も話したがらないから。祖父母は子供ながらも田舎の素朴な人だなあという印象はあるけど、昔のことを聞けるほど身近な人ではなかったから。祖母の残した家計簿で人が語らない日々の生活や思いを垣間見れた里里は、辛さが幸せに変わる瞬間を見逃さずに生きるだろう。知ることが許されるなら、親の事は知っておきたい。子供達のためにも。

2018/03/15

Willie the Wildcat

家計簿に垣間見る歴史。時代、人、そして心。掛け違いの紐解きに、時間切れはない。過去を踏まえて今を生きる。朋子のマフラーが、全てを語っている感。言葉ではなく心。加えて真実は1つであり、受け止める際の人生経験などにより、その真実の意味・意義も異なる気がする。木藤の涙もその真実の一端であり、半生でもある。みずきとの出会いが転機となり、観点・視野が広がる件が印象的。『ボヴァリズム』・・・は字面は間違ってはいないと思うが、必ずしも腹落ちしないなぁ。

2016/09/25

tom

初読み作家さん。読みやすかった。結構みんな複雑な生い立ちで、誰かに特別共感するという感じではなかったけど、色々考えながら楽しめた。自分の中に、親に愛されなかったシングルマザーは子供を上手く愛せないだろうというぼんやりした偏見があったのを見つけてしまった…。一人で子育てしてる人って本当にすごい…。

2018/05/25

とも

突然届いたとある女性の家計簿がきっかけでシングルマザーの里里が過去とつながっていく…というお話。戦時中、戦後の生活や考え方が何だかとても印象に残りました。本人の語りは(多分)なく家計簿や手紙、周囲の人の記憶で加寿という人物が構築されていくのが不思議。そして段々と血縁や境遇関係なく女性であるという括りで登場人物たちがどこかしら繋がっているように感じられました。

2016/08/29

Anemone

シングルマザーの里里の元へ、ある日、心の通わぬ母親からぶ厚い封筒が届く。中には、男と駆け落ちして心中したとされる祖母と思しき女性の家計簿が。そこに記された日記のような独白を読むうちに、孤立無援で生きていた里里の心に変化が起こり、意外な真相が明らかに。途中で出てくる谷中の『富士屋』が、もしかして、あの「東京ロンダリング」の定食屋かも、と思わずニヤリとしてしまった。

2017/11/02

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