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花 筐 (光文社文庫)

花 筐 (光文社文庫)

花 筐 (光文社文庫)

作家
檀一雄
出版社
光文社
発売日
2017-12-07
ISBN
9784334775759
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花 筐 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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kaoriction@感想は気まぐれに

海の波音と凪。若き血潮と相反する 漂う死とエロス。架空の町、十代の男女の友情、偏愛。偏り歪んだ青春。久しぶりにこの時代の純文学を読んだ気がした。三島由紀夫が愛読し、小説家を志すきっかけにもなったといわれる作品。確かに三島の好きそうな世界観、否、そのまま三島の世界観だ。檀一雄がこのような作品を書いていたことに少なからずの衝撃はあった。クラクラする。思ったより短い作品ではあったが、読み終えて、しばらくしてからまた手にしたい衝動。生きる血の、若さ故の危うさの、滴る血。若さ故のその脆さ。表題作含む初期の短編七篇。

2018/10/04

ぼぶたろう

映像化に伴い、本屋さんで特集されていたので手に取りました。文章に凄みがあり、美しい文体だなと感じました。『ペンギン記』が1番良かったかなぁと思います。情景が手に取るように浮かぶので、『光の道』は大和の国が情緒たっぷりに脳内に広がり楽しめました。三島先生が好んだというのも納得。すごく好きそう(笑)

2018/01/23

米内次郎

花筐のみの感想。病や死の影。物語は青春の暗さと冷酷。飾りのない会話や直線的な行動で引っ張る。でも登場人物の刺激的で、断定的な意思表示、その裏に何か物語の中心や美があるのか?あるいは最後に選択する男女の滅び。その行動の突然性に何かしらの芸術性が暗示されているのか?人物の性格描写は明確だが信じられない程、人間関係に特定性を持たない。相似的関係性。偶発的エピソード(驚いて面白いけど)を神話的、詩的に再編集しただけの印象。でも時々格調ある文章に出くわし厳かな気分にもなる。うーん、残念、私には合いません。

2018/05/26

nyanlay

檀ふみさんのお父上、と言う事は存じていましたが未読でした。図書館で偶然見つけたので読んでみました。それぞれ作品ごとに雰囲気が違って、それぞれ合う合わないがありましたが、個人的には『ペンギン記』が好みですかね。

2018/06/14

miaou_u

『花筐』を読みたくて手に取った。冒頭のくだりから既に、三島が好きならこれはたまらない、と思ったら、後書きで大林宣彦監督が、三島が愛読した、と書かれていた。若者たちの血潮と瑞々しさが漲り、時代の精神性と少年から青年へと変化していく荒々しさとが見事に調和し、例えようのない匂い立つ孤独な美しさを醸し出している。他収録の作品と比べても『花筐』は一度読んだら麻薬のように、何度も頁を捲りたくなる中毒性のある短編作品だ。

2018/04/30

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