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探偵さえいなければ (光文社文庫 ひ 12-11)

探偵さえいなければ (光文社文庫 ひ 12-11)

探偵さえいなければ (光文社文庫 ひ 12-11)

作家
東川篤哉
出版社
光文社
発売日
2020-01-09
ISBN
9784334779580
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探偵さえいなければ (光文社文庫 ひ 12-11) / 感想・レビュー

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Akihiko @ VL

東川篤哉さん13冊目の読了。烏賊川市シリーズ8作目。短編ひとつひとつもさることながら、何よりもまず巻末の解説が素晴らしい。"探偵さえいなければ" このタイトルに隠されたもう一つの伏線を、まさかここで明らかにされるとは思いもよらなかった。考えてみればあまりにも東川さんらしいと言えばらしい単純なブラックジョークに気付けなかったことが悔しい。これは不肖、烏賊川市市民として誠に遺憾であると言わざるを得ない。"探偵"がこんな立ち回りをしても許されるのは本シリーズだけであって欲しいと心の底から思うそんな私である。

2020/02/09

saga

犯人が初めに明かされる倒叙ミステリーが多い短編集。犯罪を犯す人間の弱さが、鵜飼探偵、砂川警部など異次元のキャラによって引き立つ。本作品のキモの部分を素晴らしく解説をする阿津川氏。そんな短編集でも異色なのが「ゆるキャラはなぜ殺される」の、衝撃(笑撃?)のラスト。

2022/09/23

かめりあうさぎ

烏賊川市シリーズ第8弾。短編5話収録。そのうち3話は倒叙モノ。相変わらずのギャグセンスであっという間に楽しく読了しました。このシリーズは一人称の心の声が非常にコミカルなので、倒叙モノがハマるなぁと思います。ユーモア部分に隠れがちですが、ミステリ部分はしっかりしていて結構難問揃いだった印象。朱美さんと流平くんもでてきて、変わらない烏賊川市がそこにあることがうれしい。いやぁーしかし完全犯罪って、やっぱり難しいものですね。シリーズ長く続いて欲しいものです。

2020/02/25

ハゲおやじ

ごぶさたの作家。鵜飼だけでなく他のメンバーも もうちょっと出てくる事を期待していたけど、これはこれで有りかなぁ。「烏賊川市シリーズ」って事だからねぇ。読まれた方が大方書かれている様に”ゆる~い”感じが定番で今回も健在。私には合っている。でも「ゆるキャラは…。」は、ちょっとくどいので イラッ!っとなったのは、コロナショックのストレスかなぁ(やれやれ)。とはいえ ”ローレックス”は笑ったし、”頭の恰好”には逆転の発想で面白かった。いつまでも続いて欲しいシリーズと私は思う。

2020/04/28

Masaru M

探偵役がコロコロ入れ替わって楽しい。朱美も志木刑事も活躍するし。それにしても剣崎マイカがなぜあんなにも鋭いのかと。(剣先だから?)ロボットでアリバイをって話が今風で好き。ゆるキャラの最後は若竹七海ふうの後味悪さが心地いい。

2021/12/06

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