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駆ける百合 上絵師 律の似面絵帖 (光文社文庫)

駆ける百合 上絵師 律の似面絵帖 (光文社文庫)

駆ける百合 上絵師 律の似面絵帖 (光文社文庫)

作家
知野みさき
出版社
光文社
発売日
2020-06-10
ISBN
9784334779665
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ジャンル

駆ける百合 上絵師 律の似面絵帖 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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真理そら

律と涼太の甘~い新婚生活。新妻友達の中のお伶は今後も登場してほしいキャラ。表題作は東慶寺関連の作品も読んでいたので興味深かった…どんなに愛が強くても正攻法で行かないと相手に伝わらないよねと思わせられた。

2020/06/12

はにこ

新妻、お律のまぁウブなこと。涼太が世慣れていて良かったねぇ。そんなお律は主婦友とランチ会したり、お香の元を訪れてたり新妻ライフ満喫。佐和に奉公人のことや家のことを教わったり、でも自分の仕事もしてと新しい生活を始める。そんなところに持ち込まれた着物の依頼。その着物の持ち主を救う為に佐和、類、お律が立ち上がる。女達の結束が強まって、格好良かった。いつもは影の薄い清次郎が今回はちょっと活躍。良い味出していた。

2020/11/10

のんちゃん

女上絵師であり、時に奉行所の依頼で、事件関係者の似面絵を描くことを業とするお律の物語、第6弾。今回お律は、長年の想い人で、葉茶屋青陽堂の跡取り息子涼太との祝言も済み、嫁という立場にもなった。今回は青陽堂の女将である涼太の母、佐和とお律の仕事をまわしてくれる池見屋の女将、類の活躍が快い。今作は短編4話とも男女の機微を扱った少し切ない物語となっているが、そこはこのシリーズ、最後はすっきりと穏やかな気持ちで終わる。次回はお律が母親になるのかな?と今から楽しみだ。

2020/07/05

kagetrasama-aoi(葵・橘)

「上絵師 律の似面絵帖」第六巻。さてとうとうですね。読んでいて心躍りました。お千恵さんと雪永さんについても、お千恵さんの心が癒えて雪永さんの気持ちが通じると良いなぁと願いながら読んでいます。表題の “駆ける百合” のエピソード、百合の花とお由里さん、白百合黒百合の根付け、白無垢を染め直しての律の百合の上絵、東慶寺も絡んで凄く読み応えありました。幼馴染と想いを通じて祝言まで至ることの稀さを染々感じました。

2023/04/14

kayo

お律のため白無垢を縫うお香ちゃん、さすがのお針の腕前。お香のそれは生きる糧を得るための生業ではないですが、身を助ける確かな手仕事。お律はじめ江戸の女性はよく働きます。姑となった青陽堂の佐和と、池見屋の類の女将ズの仕事っぷり、事の処し方が理想的で惚れ惚れ。新婚で睦まじい涼太とお律の仕事が順調なのに引き換え、色々事件が発生して御用となった人たちの不幸せが対照的。第四章の表題作「駆ける百合」は文字通り、駆け抜けるような筆致で書かれて、終盤にかけては読むこちらも鼓動が高まるような走りっぷりでした。巾着投げ勝ち!

2022/08/23

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