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名画裸婦感応術 (知恵の森文庫 a よ 2-5)

名画裸婦感応術 (知恵の森文庫 a よ 2-5)

名画裸婦感応術 (知恵の森文庫 a よ 2-5)

作家
横尾忠則
出版社
光文社
発売日
2001-06-01
ISBN
9784334781026
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名画裸婦感応術 (知恵の森文庫 a よ 2-5) / 感想・レビュー

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巨峰

西洋の近現代の裸婦像を横尾忠則が語る。さすがに現役一流の画家が描いた評論だけあって読みごたえあり。エロはあまりない。グロく感じるものはあった。日本人の感性と少し違うかも。

2015/05/11

Edo Valens

著者は「絵を見ることはよく『観る』ことである。『観る』ことによって音が聴こえてくる。また匂ってくる、また味の記憶が蘇ってくる、何かに触れた感覚に襲われるかもしれない。」(p.114)と語る。バラエティに富んだ裸婦画たちが収録されており、好きな絵も見つかるはず。私はイヴ・クラインやマン・レイ、ホッパー、バルテュスの辺りが好きです。趣味がばれますね。また、ニキ・ド・サンファルの人柄にとても惹かれます。文庫版でどこへでも持ち運べるのですが、外で読むときはちょっと人目が気になって、こっそり読んでいました。(笑)

2015/04/07

ギルヲ

カラーの図版が多いのが嬉しい。絵は知ってても作者を知らないとか、そもそもその人を知らないとかも結構ありました。私はムンクやマグリットが好きなんですが、ポップアートはあんまり知らないので、もっと知りたくなりました。いや、ポップアートに限らず、もっと知りたい人がいっぱい。横尾氏の、スピリチュアルに傾きがちな解説の好き嫌いはともかく、とても良い本だと思う。

2018/08/21

rouningyou

ルノワールの絵のストロークが気持ちいいという。絵に感応するのは小さなストロークの集積に酔っているのかもしれないとは凄い。目の前の絵から画家の創作時の心の震えに触れてしまえる直観力はさすが。デ・クーニングは手を描くのが下手だったから抽象画に転向したのだとの指摘にも、案外そんなものなのかもしれないと思う。期待より随分面白かった。

2012/02/22

ドラクロワ@灯れ松明の火

いわゆる扇情的な本ではありません(と思います)。本の題名の通り感応の導きなるものなので、絵画に対して今まで「意味がよく分からない」と考えていた人はひとつ頭の運動に読んでみると面白いと思います(^w^)デュシャンの『1水の落下、2照明用ガス、が与えられたとせよ(内部)』が好きです。綺麗な絵画がカラーでたくさん載ってますよ☆

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