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なにもない旅なにもしない旅 (知恵の森文庫 t あ 4-2)

なにもない旅なにもしない旅 (知恵の森文庫 t あ 4-2)

なにもない旅なにもしない旅 (知恵の森文庫 t あ 4-2)

作家
雨宮処凛
出版社
光文社
発売日
2010-09-09
ISBN
9784334785642
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なにもない旅なにもしない旅 (知恵の森文庫 t あ 4-2) / 感想・レビュー

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翔亀

世に数少ない苫小牧の旅行記が収録されているのでその部分だけ読むつもりが、あまりに面白くて通読してしまった。元ミニスカ右翼、現プレカリアート(非正規失業=貧困者)活動家ということで<いい加減さ>(それはそれで良いと思うが)を予想していたのだが、浮ついたところが全くない。そして確かな観察眼と文章表現力がある(写真も著者が写したものだとしたらこれもセンスがある)。「寂れた場所」が好きで、「オッサンに居場所がある町」になごみ、「墓ソムリエ」になりたくて、「寝ることに凝っている」。そんな彼女の前代未聞の珍道中だ。

2015/04/18

岡本匠

雨宮処凛は初めて読んだ。 脱力感あふれる旅行エッセイ。 確かに何のために旅をするのかと言うのは根源的な問いだと思う。おそらく何かを見るとか体験するという目的が無ければ旅には行かないのが普通だろうけれど、「漂泊の思い止まず」旅に出るというのも真実でもある。漂うことも目的の一つなんだな。

2016/06/18

cocoon

寂れた場所好きなので読んでみました。パピ子さんみたいな旅のお友達がいてとてもうらやましいです。山本モナッサが気になりますがあえて私も調べないでおこうと思います。ああ旅に出たい。

2013/03/15

もも

わざわざ観光地でもないアウトローな場所に行きそこでがっかりして満足する旅(笑)こんな本初めて読んだ。でも日本の真実と言うかこうゆう場所がほとんどなんだろうなと思った。ただ比較的日本はご飯が美味しいのが癒し。

2022/02/22

生活相談屋

雨宮処凛さんの旅エッセイ。聞くと雨宮さんはつげ義春の大ファンだそうで、この本はつげ義春の名著「貧乏旅行記」にインスパイアされて出来た企画とのこと。内容はもうタイトル通り、な~んにもない一泊二日とか日帰りの小旅行のお話。宿が恐ろしく殺風景だったり、飯が異様にまずかったり。そういう意味では色々マイナスの出来事はあるんだが、基本的には何をするわけでもなく、友達と二人でポツポツ話しながら時をやり過ごすという感じ。よくこれがエッセイになったなあと思うんだが、そこは雨宮さんの力量か、なんか面白いんである。不思議と。

2018/01/20

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