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猫の傀儡(くぐつ) (光文社時代小説文庫)

猫の傀儡(くぐつ) (光文社時代小説文庫)

猫の傀儡(くぐつ) (光文社時代小説文庫)

作家
西條奈加
出版社
光文社
発売日
2020-05-13
ISBN
9784334790288
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猫の傀儡(くぐつ) (光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー

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のぶ

猫が主な役をこなし、活躍する連作の時代ミステリーという事に合わせて人間も同じような名前で登場するので、最初は戸惑った。だが、読み進むうちに次第に慣れ、楽しむ事ができた。主人公のミスジは江戸の猫町で暮らす二歳のオス猫。人を遣い、人を操り、猫のために働く傀儡師として暮らしている。そこにいろいろな事件が持ち込まれる。人情話もたくさん盛り込まれていて、そちらの方も面白い。江戸時代は鼠退治のために猫を飼う事が奨励されていたそうで、こんな話もありかもしれない。異色だが良くできた作品に仕上がっていた。

2021/06/25

kei302

さすがです、日本ファンタジーノベル大賞受賞でデビューした西條さんの作品、最高におもしろかった! 「のら(ねこ)が左団扇で暮らせる猫町ねこちょう」で起きる事件をミスジ/もちろん野良猫/が傀儡の阿次郎:長屋暮らし を操って解決するハードボイルド。人を遣い人を操り猫のために働かせる。苦い結末、切ない結末もあるけど、そこが西條さんらしいし、猫好き、時代小説苦手さんにもお薦め。長いこと積んで、埋もれていた本。続編熱烈希望。

2022/03/02

sin

人様が猫に操られる!?そんなバナナのお話しが妙にしっくり語られる。猫の視点で物語は進むが描かれる猫はちゃんと猫を熟知した描き方なのが憎いね(=^ェ^=)さて、人が自棄に神秘的に語る猫たちの訳知り顔のその奥にはやはり人の知り得ぬ叡知が隠されていると云うのだろうか(=゜ω゜=)確かにペットと云う従属より共存を感じさせる生き物だよ猫「ウンウン」在るかも知れない。あの勝手気儘がたまりませんにゃ~

2022/02/10

tulip

『傀儡』とは操り人形の意味。「猫が」ではなく「猫の」傀儡は人間で、猫町界隈の難題を一緒に解決する洒落っ気たっぷりの江戸のお話。猫ならではの感覚で人間の嘘や正体を暴いていく過程が痛快です。いざというとき、猫仲間の力が合わさると悪党もひとたまりもありません。猫のミスジと組む狂言作者の阿次郎は、仔猫にはメロメロですがきっちり悪人を追い詰め、頼もしい。歌川国芳の猫の表紙も粋な一冊でした。

2021/02/11

ちゃとら

ニャンニャンニャンの日も近いのでこれを読了。西條奈加さんの江戸物。長屋の暮らしも蕎麦屋での会合も粋な暮らしが目に浮かぶよう。人を遣い、人を操り、猫のために働かせる、猫町の傀儡師に選ばれたのは2歳のオス猫ミスジ。操られる人の傀儡、阿次郎と共に事件を解決していく短編集。切ない人情話と、痛快に展開していく捕物帳。楽しい気分で読了。良い作品でした🐈‍⬛🐈

2022/02/20

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