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ロンリネス (光文社文庫 き 21-2)

ロンリネス (光文社文庫 き 21-2)

ロンリネス (光文社文庫 き 21-2)

作家
桐野夏生
出版社
光文社
発売日
2021-08-06
ISBN
9784334792251
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ロンリネス (光文社文庫 き 21-2) / 感想・レビュー

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M

前作ハピネスも読んでいたが、まったく覚えていなかったが読書に支障はなかった。離婚だ不倫だDVだと泥沼すぎていまひとつリアリティないけれど、義理親戚付き合いにママ友付き合い、子育てに仕事に、日々女は色々な同時多発的タスクにまみれている上、体調も安定しにくいし、それゆえ発生する心の揺れや不安定は理解できる。精神の支えを求めてしまう気持ち、分かるなぁ。けど高梨にまったく魅力を感じられなくて、有紗に感情移入しにくかった。

2021/09/09

鍵ちゃん

離婚の危機を乗り越えた石見家だったが、娘・花奈のお受験や、夫・俊平の実家のある町田への引っ越し話を巡って、夫婦仲がぎくしゃくしている。そんな中、有紗はふとしたきっかけから同じタワーマンションに住む高梨と二人で逢うようになり、ダブル不倫中の美雨ママに相談するうち、彼に強く惹かれていく自分に気づく。許されない恋の行く末は。娘の花奈ちゃん以外皆駄目人間ですね。だから花奈ちゃんしっかりするんですね。ドロドロは面白かったが、だんだんこの人間関係に腹立たしい。でも良かった。

2023/07/27

カブ

「ハピネス」の続編。あの5人のその後が気になって、読む。まるでドラマのような、現実感がない物語と思ってしまうのは、自分がもうこの物語の登場人物たちとは違うところに来てしまったということか?!(笑)でも、大人の恋は、いいなって思います。

2021/10/16

おいしゃん

久しぶりに500ページをストレスなく読ませる作品だった。タワマンのドロドロしたママ友関係に、一瞬うんざりしたが、そこは桐野先生。身勝手な有紗も、頼りない俊平も、都合の良い高梨も、どれもこれもイライラするのに、なんだか放っておけなくて先が気になってしまった。総合的にみると良い方向で着地したが、今後も高梨と一悶着続きそうなところをみると、続編も期待してしまう。

2022/10/21

Junichi Yamaguchi

『疑心暗鬼』… 桐野さんの描く人間の醜悪さ。 脆さ。 いやぁ、少し血液がドロっとなった気になる。 参った。 このシリーズはまだ続くのかな? 人間は親になろうと人間。 周りからすると分かりやすいものを失い、分かりずらいもの手にしたヒロイン家族の幸を願う。。

2021/09/11

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