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黒い蹉跌 (鮎川哲也のチェックメイト)

黒い蹉跌 (鮎川哲也のチェックメイト)

黒い蹉跌 (鮎川哲也のチェックメイト)

作家
鮎川哲也
出版社
光文社
発売日
2021-08-06
ISBN
9784334792312
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黒い蹉跌 (鮎川哲也のチェックメイト) / 感想・レビュー

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geshi

本格派の倒叙ものだが期待外れの低クオリティ。『晴のち雨天』シンプルなトリック瓦解なので予想はつきやすい。『井上教授の殺人』オチの伏線が一つも無いのかい。『偽りの過去』アンラッキーにかかっていて証拠が後出しジャンケン。『蟻』よくあるネタを一つのミステリの形にした感。『未草』映像的な手掛かりの描写を入れられるよね?『あんこう鍋』謎が倒叙向きじゃない。証拠無いって押し切れるだろうに。『首』困難を分解するトリックがいいだけに手掛かりが雑。『笑う鴉』オチを予想できる手掛かりをいくらでも置けただろ。

2021/10/14

コチ吉

鮎川哲也のチェックメイトというのは知らなかった。倒叙ものの短編集だが、バラエティに富み読みやすい。主に犯人のミスというより予期せぬ陥穽にはまってしまった態のもの。アリバイ工作としても「蟻」が一番良かった。

2021/10/01

Urmnaf

あまり倒叙物のイメージがない作者の倒叙短編集。テレビドラマの原案だけあって、犯行のディテールの細かな描写よりも、犯行に至るまでの人間ドラマに重点が置かれている感じ。結果も、「どこにミスがあったか」ではなく、百万に一つの偶然のようなアンラッキーでの犯行の露顕だったりする。やっぱり倒叙物は慣れてないのかな。テレビ用だから仕方ないか。

2021/08/22

Inzaghico

動機がどれも昭和なのが、時代を感じる。今なら愛人の奪い合いとか恋の鞘当てとか不倫とかで、人を殺すというのはあまり聞かない。昭和はこういうドロドロの果てに、というのが多かった。ちょっと趣向が変わっていて面白いな、と思ったのが、同性愛者の女性作家に迫られて殺してしまった若手編集者の物語だ。パワハラとセクハラと二重のハラスメントに耐えきれなくなって考えた殺害方法だったが……。天網恢恢疎にして漏らさずではあるが、どの物語も、加害者にも三分はともかく、一分の理はある。徹底的な悪人というのがいない。それだけに切ない。

2021/08/28

ナオ

面白かった。鮎川哲也は鬼貫警部ものか、長編メインでしか読んだ事が無かったので得した気分。8編の中で「井上教授の殺人計画」が皮肉で印象に残りました。 本編とは関係ないけど、著者といえば東京創元社のイメージなので、光文社の鮎川哲也って、何か新鮮でした

2021/08/11

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