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黒い蹉跌 (鮎川哲也のチェックメイト)

黒い蹉跌 (鮎川哲也のチェックメイト)

黒い蹉跌 (鮎川哲也のチェックメイト)

作家
鮎川哲也
出版社
光文社
発売日
2021-08-06
ISBN
9784334792312
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黒い蹉跌 (鮎川哲也のチェックメイト) / 感想・レビュー

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nemuro

段ボール箱に収納されて長年ひたすら引っ越し荷物と化してきた本たちも直近から遡りつつ、ようやく「本・根室」(2006年4月~2009年3月の購入本)の一部まで開梱・発掘が進んだ。だが鮎川哲也をよく買っていたのは1度目の札幌時代、1985年頃と思われ「本・稚内」「本・富良野」を経て最も個数が多い「本・帯広」(2002年3月以前の全ての購入本)への道程は果てしなく遠い。そんな事情もあって既読本9冊(8作品)のうち8冊が図書館本。倒叙物の推理ドラマ『チェックメイト78』(主演・松方弘樹/全22話)は知らなかった。

2023/07/28

したっぱ店員

倒叙と聞いて前のめりに購入。昭和の匂いがぷんぷん。犯人の計画が穴だらけな感じもするし、ページが少ないので解決篇はあっという間だけど、寝る前に少しづつ突っ込みながら読むのにちょうどよかった。

2021/11/21

みなみ

鮎川哲也の倒叙ミステリーばかりを集めた短編集。現代であれば、科学捜査や防犯カメラによってアリバイ作りも大変になりそうだし、動機も恋愛絡みのものは少なくなっていそうだと思いつつ、昭和感溢れる内容を楽しんだ。警察が犯人の落ち度や偶然の出来事を手掛かりに追い詰めていくものが多いので、少しワンパターンに感じてしまった。ただ、解説でも、それこそが本格派の領域(犯人の動揺する心理描写をメインとするのは、心理は派やスリラー作家の領域)ということなので、これが倒叙ものの醍醐味なんだろう。

2023/05/12

geshi

本格派の倒叙ものだが期待外れの低クオリティ。『晴のち雨天』シンプルなトリック瓦解なので予想はつきやすい。『井上教授の殺人』オチの伏線が一つも無いのかい。『偽りの過去』アンラッキーにかかっていて証拠が後出しジャンケン。『蟻』よくあるネタを一つのミステリの形にした感。『未草』映像的な手掛かりの描写を入れられるよね?『あんこう鍋』謎が倒叙向きじゃない。証拠無いって押し切れるだろうに。『首』困難を分解するトリックがいいだけに手掛かりが雑。『笑う鴉』オチを予想できる手掛かりをいくらでも置けただろ。

2021/10/14

coco夏ko10角

「チェックメイト78」の原案短編8作収録。鮎川さんの到叙ミステリ短編ということで手に。やはり元々は「チェックメイト78」の原案だから映像向きなのがいくつか。『偽りの過去』は途中のそれでバレるのかと。到叙ものは動機が不倫やお金絡みなのが多い中で『笑う鴉』は同性愛者の女性作家を殺そうと計画する編集者と珍しく面白かった。

2021/12/28

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