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平場の月 (光文社文庫)

平場の月 (光文社文庫)

平場の月 (光文社文庫)

作家
朝倉かすみ
出版社
光文社
発売日
2021-11-16
ISBN
9784334792657
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平場の月 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

50代の恋。自分が二十歳位のときなら、おえー、って感じだったかもしれないけど、いざこの歳になってみると、んっ?あってもおかしくないかも…と。「この人と生きていきたい」、に年齢なんて関係ない気がするし。はじめから結果が分かっている物語なだけに、妙におどけてかっ跳んだ会話との対比が逆に妙に切ない。待ちきれない時間と、もうすでに行きつくことのないその日。この状況で一年後の約束は残酷すぎた…。

2021/12/02

サンダーバード@読メ野鳥の会怪鳥

朝倉さん、初読みでした。偶然にも中学の同級生須藤と再会した青砥。そこからゆっくりとした二人の付き合いが始まる。50代、老いらくの恋と言うほどではないが、熱く燃えるような歳でもない大人の恋。恐らく若い頃に読んだら「うわー、これ無理!」と投げ出しただろう。冒頭で結末がわかっているのにじっくりと読んでしまうのは私もそれなりに歳を重ねたからだろう。人を好きになると言う気持ちはいくつになっても無くならない。しんみりとした大人の恋でした。★★★+

2021/12/19

ふう

読み終えて時間がたつほどに切なさがつのる物語です。自分で選び歩んできた道のりなのに、人はなかなか幸せだと思う場所にたどり着けません。やっとたどり着けたと思ったのに、指の間から落ちていく砂のように、握りしめることのできないまま消えてしまいました。ささやかな、ささやかな「夢のようなこと」は、夢のまま遠くへ去ってしまいました。こんな愛の形もあるのだと、男の思いも女の思いも悲しすぎて、感想を書いている今も涙がこみ上げてきます。

2022/01/18

だいちゃん

静かで、憂いに満ちた小説だった。印象的だったのは青砥が須藤のアパートを通ってベランダの窓から須藤が顔を出した時。「夢みたいなことをね。ちょっと」青砥は想像する。二人が若いうちに結婚して幸せな日々を送ることを。青砥の前から須藤が姿を消した時、ああもう二人は会えないのだ思った。青砥は分かっていたのかもしれない。それでも須藤のことを考えてしまう。現実はいつも手厳しいなと思う。でも互いにその存在を必要とし、確かに二人は現実を生きた。二人は根深いところで繋がっていて、またふっと再会することを夢みたいに考えてしまう。

2021/12/30

ブルちゃん

本当に人を想うのって、誰にも見えない事なんじゃないか、欲望を満たし合うとかでもなく、平場で、ただ一番近くにいたいんだと思える事だと思う。だからこそ、青砥の悔しさには胸が締め付けられました。。エビゾウくん、ありがとう😊✨

2022/01/12

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