ひまつぶしの殺人 新装版 (光文社文庫)
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ひまつぶしの殺人 新装版 (光文社文庫) / 感想・レビュー
ゆるりは
かわいい表紙だけど1978年初出。泥棒と詐欺師と殺し屋と警察官を家族に持つ弁護士の圭介は苦悩する。スラップスティックとお色気たっぷり。女性の描写などはさすがに古めかしい。後から冷静に見れば相当どぎつい内容なのですが、軽妙洒脱な文体と、常時漂う人間愛でライトにほっこり読ませてしまうのは赤川次郎マジック。面白かった。
2022/05/31
まゆ
10代前半の赤川次郎にハマった時期に読んだ作品。母が泥棒、長男は殺し屋、次男は弁護士、長女は詐欺師、三男は警察官の家族が石油王の財産を狙ったり守ろうとしたり、殺そうとしたり…書いているだけでドタバタが予想できそうなユーモアミステリー。深く考えず、ふふっと笑いたい時やミステリー苦手なんだよなという方におすすめしたい。
2022/11/02
Mike
突飛な家族設定の元、とある石油王のダイヤモンドを巡って繰り広げられる物語。 伊坂幸太郎さんのエッセイでおすすめされていたので初めて赤川次郎さんの作品を読みましたが、とにかくテンポが良いなと。 会話と登場人物の切り替えが多く、どんどん話が進んでいく感じでした。 こういうテンポの良さとユーモアはたしかに伊坂さんにも受け継がれてる気がしました。 楽しげ読めるので他の作品もどんどん読んでみたいと思いました。
2022/07/28
雫
早川一家は皆個性的で読んでいてそれぞれに感情移入してしまう。特に弁護士の圭介、同情するほかない笑 コメディミステリーで読みやすく、面白かった。
2022/04/26
tomo.uttsu
複雑な事情の早川家。でもなんだか、良い関係の家族なんだなぁ。そして、ストーリーもそうか、こういうことだったのかと、ミステリーとしても楽しめました。
2022/02/06
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