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京都文学小景 (光文社文庫)

京都文学小景 (光文社文庫)

京都文学小景 (光文社文庫)

作家
大石直紀
出版社
光文社
発売日
2022-02-15
ISBN
9784334793074
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京都文学小景 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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シナモン

とても良かったです。過去と現在をつなぐどこか謎めいたストーリー展開。京都の雰囲気も存分に感じられました。

2023/07/07

いたろう

京都を舞台に、文学をテーマにした4編の短編集。有名どころでは、川端康成「雪国」、中原中也。中也が一時住んだ、「スペイン風の窓」と呼んだ窓がある大正時代の家が、今でも京都に残っているらしい。その昔、京都で学生時代を過ごしたが、当時、その家のことは、全然知らなかった。そして、戦時中に同志社大学で学んだという韓国人の詩人、尹東柱(ユンドンジュ)、文学ではないが、戦前の京都で発行されていたという反ファシズム紙「土曜日」のことは、今回初めて知った。昭和初期からあるというフランソワ喫茶室には、今度、是非行ってみたい。

2022/04/29

えも

京都の文学作品を題材にした、風情のある短編集▼わが故郷は日の光 蝉の小河にうはぬるみ、…かなたへ 君といざかへらまし▼かつて暮らしたみやこへの、そんな望郷の念に駆られる作品でした。

2022/08/21

Y.yamabuki

京都に関わりのある作品をモチーフにした短編集。ミステリーというより人間ドラマと言った方が良さそう。新しいストーリーが、元の作品と京都の町に程よく溶け込み、雰囲気を壊さない静かで優しい物語。一話目の「東柱と東柱」過去と現在が交差する見事な一編。東柱の詩が二編、初めて読んだ。静かで儚げで美しい詩。切ないけれど素敵なお話。ラストは明るい兆しも見えて一安心。好きな小説「古都」をモチーフにした現代の姉妹の話も面白かった。堅苦しくなく、文章は読み易い。元の作品を知る切っ掛けにも。期待以上でした。

2022/06/20

misalyn

京都が舞台の、ちょっと不思議だけど心がほんわかする物語4篇。『京都一乗寺』と同じ作者さん・表紙イラストレーターさん(大石さんと関さん)だったのでどんなストーリーなのかワクワクしながら読みましたが、こちらは京都ミステリとは言ってもじんわりくる系で… 時間をおいてまた読みたいと思います

2024/03/13

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