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Qrosの女 (光文社文庫)

Qrosの女 (光文社文庫)

Qrosの女 (光文社文庫)

作家
誉田哲也
出版社
光文社
発売日
2022-07-13
ISBN
9784334793814
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Qrosの女 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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えみ

こうやって噂は流れ、こうやって嘘が作られ、こうやって炎上していくのか…。芸能界を取り巻く環境の暗部がよく見えた一冊だった。誇りとプライドを持って人前に立つ俳優。そんな彼らを狙う芸能記者。よく鼻が利くものだと驚くばかり。情報戦の危うさが浮き彫りになる、ガセネタ、やらせ、ストーカー行為。そして軽犯罪行為。何がなんでも知りたいと思わせる正体不明の謎の美女を巡り情報戦が開始される。「彼女の正体は?」あるファッションブランドのCMに登場したその女は何者なのか。見られる、そして暴かれる恐怖を痛いほど知ることができた。

2022/11/25

おいしゃん

CMの謎の美女を取り巻く、ネット民、芸能界、嫉妬に燃える同業者たちを描く。平穏に一般人として生活していて、あるきっかけで一気に有名になった人とか、きっとこの主人公のような思いをするのだろう。冗長な感もあるが、縁のない芸能界の一片を垣間見れた作品ではあった。

2022/10/14

あかは

CMに出た謎の女性の正体を巡る話。時系列が少し前後したりするので、間をあけずに読むのをお薦めします。ネット社会って恐ろしいですね。同じ目にあったらノイローゼでおかしくなってても仕方ないかも。話のおとしどころとはよかった。情報をばらまいた張本人は最後までわからず、びっくり。優しそうな人、わがままな人いろいろいるけど、一面だけ見て決めつけちゃいけないものですね。芸能界、週刊誌どちらも怖いわー。でも、興味深い読書時間でした。

2023/04/15

Junichi Yamaguchi

『ネタは生もの』…  改めてネットの怖さを感じる。 沢山の思いが交差する中で「嘘」と「本当」、「優しい嘘」と「悪意のある本当」。 「嘘」を肯定するわけではないが、「本当」を肯定するのも難しくなってきたのかもしれない。。

2022/09/19

bluelotus

★★★☆☆ 悪意や興味本位で他人によって個人情報や普段の生活がネット上に流出される怖さを感じるとともに、自ら流出させてしまっている可能性についても考えさせられた。

2022/08/20

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