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スカートのアンソロジー (光文社文庫)

スカートのアンソロジー (光文社文庫) / 感想・レビュー

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さくら★もち

追いかけてるリクエストアンソロジーシリーズ。今回のテーマは「スカート」。表紙がレトロで可愛い♡でも内容はふわふわな可愛い物語ではなく、スカートを穿くことへの意義や、他人の好奇の目にさらされることへの理不尽さを描いたものが多かった。面白かったのはスカートが人間に牙を剥く「スカート・デンタータ」と、制服のスカートの変遷と教師の葛藤の日々「本校規定により」。気分は良くないけど印象に残ったのは、横暴すぎる架空の部族を描いた「スカートを穿いた男たち」と、過去のトラウマとママ友への見栄が息苦しい「半身」。

2022/09/23

信兵衛

9篇中、傑作と言えるのが、佐藤亜紀「スカートを穿いた男たち-トマス・アデレイン「黒海沿岸紀行」抜粋」。 もちろん架空の紀行である訳ですが、その中で語られるのが<カーチの男たち>、スカートを穿き、髪を伸ばし、美しい馬で駆ける美丈夫の姿を自慢する一方、母親も妻もすべて下女扱いしているという部族。そんなカーチの男たちを一刀両断する商人の言葉が痛快。この篇は是非読むべし!です。

2022/09/10

のぼる

酒を飲んでない(飲んでるかも知れんが)キミコ先生は怖い小説を書くということが、今回もよく分かった。 あとは『小さいおうち』の中島京子さん、あまり読まない芥川賞受賞作家の高山羽根子さんが良かった。

2023/05/21

Inzaghico

スカートで、これほどさまざまな話に広がるとは。あとがきにあるが、佐原ひかりの「そういうことなら」の最後のほうの2行が、あとの作品にうっすらながらもきれいにつながっているのはお見事。この作品では、高校生カップルの付かず離れず、強そうで弱い絆(もしかしたら逆かもしれない)をスカートを中心に描写しているのがとても好きだ。男性がスカートを履く、というのは、外国では民族衣装としては昔からあるけれど、普段着としてのチョイス、というのはようやく見かけるようになった。あ、阿曽山大噴火がずっとスカート姿なのを今思い出した。

2022/12/01

ネムル

男性がスカートをはくネタが多いなと思いつつ、かなりの秀作揃い。津原泰水、佐藤亜紀、藤野可織、中島京子、北大路公子あたりが特に良いかな。

2023/10/27

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