バレエで世界に挑んだ男 スタアの時代 外伝 (光文社コミックス)
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バレエで世界に挑んだ男 スタアの時代 外伝 (光文社コミックス) / 感想・レビュー
リラコ
東京バレエ団の佐々木忠次さんの伝記漫画。日本が今のバレエ界での地位を築くまで、偏見と無理解の塊と先陣を切って戦い続けた方なんだな。しかも昭和41年の時点で、ジゼルの総譜が無かった日本だったなんて。それでもそれから10年20年の間に日本各地にバレエスクールがあったよね。私も幼い頃チュチュを着て発表会に出たもの。佐々木さんの審美眼もすごい。そして交渉力。諦めない力。芸術家はその役割は、自分の持つものを表現すること共に、こうして形にしていく牽引力を持った人も芸術家と言うのだな。
2019/01/07
akihiko810/アカウント移行中
東京バレエ団創立者の佐々木忠次の伝記漫画。昭和のバレエがまだ日本に根付いてない時代に、世界を駆けまわって「バレエ」を日本に根付かせたインプレサリオ(資金調達者)。印象度B バレエはまったく知らない世界なので、こんな人がいたのかと読んだ。 スペインバルセロナのオペラハウスが、日本大使館が「踊りなら着物着てやるんでしょ」と言ったので、「こんなものはうちで上演できない」とキャンセルされたこともあったらしい。昔は大変だったのだな
2021/01/07
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
日本の文化は、こうした人によって支えられ育ってきた。文化に予算を割かない国は、市井の人間が奮闘しないとならないのさ、悲しいことに。
2019/01/22
冷や中
本の奥付には追分日出子著『バレエとオペラで世界と闘った日本人』原案とあり。そのコミック化。お名前だけは知っていたけど、東京バレエ団の佐々木忠次氏の一代記。まだ日本では一般民間人が簡単に海外渡航ができなかったような時代に欧州のバレエ団やオペラを次々招聘して日本での興行を成功させていたり。登場するスタアの名前が聞いたことある人ばかりでびっくりでした。画がとてもすてき。
2018/07/05
MM
東京バレエ団創立者・佐々木忠次の物語。面白かった。佐々木さんの芸術に対するひたむきな姿勢や情熱が伝わってくる。彼が幼い頃に観ていた舞台への感動も影響していると思う。☆★★★★。
2020/04/03
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