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週末の鳥人間

週末の鳥人間

週末の鳥人間

作家
雀野日名子
出版社
光文社
発売日
2015-11-18
ISBN
9784334910655
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週末の鳥人間 / 感想・レビュー

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みかん🍊

鳥人間コンテストを目指す高校生たちの熱い部活小説かと思ったら、プラントに頼っている何もない地方都市で繰り広げられるきな臭い騒動や大人の事情、利権、都合のいいように情報操作し、反対派を炙り出し排除する権力者たちと黙り込む住民、どうにもならない焦燥感や閉塞感。そんな環境で人力飛行機で空に飛び立とうとする「TEAM78」のメンバーたち。架空の街、プラントで描かれているが、モデルはあの海の美しい町の原発に絡んだ問題が浮き彫りにされている。この作品は前作があった事を知らずに読んでしまった。

2016/03/08

スノーマン

前作を読まずに読んでしまった。舞台はなんと地元だな(笑)この閉塞感、町民探り合い、デモ行進、、雀野風味に誇張されてるけど確かに覚えのあるものだから。そんな毒気と青春に加え、人工飛行機!盛りだくさん。ラスト日暮先生が良かった。飛行機バカ&頼りないようで、生徒と夢(飛行機)を後押しする姿は、なんだかんだ言って素敵な教師だと私は思った。

2016/01/19

もえたく

前作『終末の鳥人間』の設定をそのままに、混迷する東アジア情勢などのディストピア感を薄め、人力飛行機の闘いに特化したお話。とんがった感がなくなった分、読みやすく面白いですが、毒がなくなった気も。

2016/02/12

mushoku2006

ええ作品やったなあ・・・・・・。読んでいて、色々な意味で切なくなってきましたよ、こんなおっさんでも。もう前作から3年も経っていたのか。 印象は残っているし、登場人物についてもある程度は記憶していたけど、 シリーズ作品はもう少し早く出してくれないとね。日暮先生は絶対 (≧∇≦)ъ ナイス!  だし、ライバル?の須谷のことも分からなくもないんだよなあ・・・・・・。自分の欲望に徹底して正直なだけ、みたいな。 他の登場人物、こういう環境下の大人たちや若者たちの焦燥感みたいなものもひしひしと伝わってくる。

2016/01/28

外道皇帝

人力飛行機作りに取り組む高校生たちの暗い青春物語。「終末の鳥人間」と登場人物の設定が変わっていて、少し現実っぽくなった。超能力とか特殊工作員とかなくなったからね。でも周囲の脅威に押しつぶされそうな閉塞感は相変わらずで面白く読める。

2016/05/11

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